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あらすじ
『足袋の音』『海へ』の2編からなる短編小説。四郎はふとしたことから始まった年上の人妻・繁子との肉体関係をやめられずにいた。ガールフレンドの槇子はそんな四郎を心配するのだが…(『足袋の音』)。
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作品の舞台 |
鎌倉山・・・四郎の家に近い鎌倉山のバス停の待合室に、四郎に関する落書きが書かれます。
長谷・・・四郎は繁子と能の会に出かけます。
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登場人物 |
四郎 |
大学生。「足袋の音」の登場人物。 |
槇子 |
四郎のガールフレンド。「足袋の音」の登場人物。 |
相良 繁子 |
自衛隊員の妻。退役海軍少将の娘。「足袋の音」の登場人物。 |
土屋 |
四郎の友人。「足袋の音」の登場人物。 |
滋 |
四郎の友人。「足袋の音」の登場人物。 |
私 |
「海へ」の主人公。「海へ」の登場人物。 |
父 |
私の父。「海へ」の登場人物。 |
従兄 |
私の従兄。証券会社社員。「海へ」の登場人物。 |
陽子 |
漁師町に住む娘。体が弱い。「海へ」の登場人物。 |
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あらすじ
4編からなるショートストーリー『掌の小説』のうちの1編。雑誌記者の手寺は、作家の信吾に原稿料を届けるため彼の住む鎌倉に向かっていたが、その途中電車内で10万円の札束の入った封筒を拾った…。
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登場人物 |
信吾 |
鎌倉に住む小説家。 |
手寺 |
雑誌記者。 |
中村 |
信吾の友人。小説家。酒好き。手寺とは同人誌仲間。 |
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あらすじ
子どものころに相次いで両親を殺された雛子と加代。彼女たちはそれぞれ違う家に引き取られ14年の時が過ぎた。姉の雛子は現在ピアニストの燿子のもとで独身のままピアノ教師として育ち、妹の加代は鎌倉の飲食店で育ち結婚して夫の店を手伝っていた。その加代がこのところ夫の目を盗んで、海へ行き若者たちと遊んでいると夫の姉が気づき始めていた…。
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作品の舞台 |
鎌倉駅・・・駅前に加代が働く小料理店があります。
材木座・・・雛子が中学1年生で引き取られた矢代義明宅があります。
海浜ホテル・・・燿子が滞在します。
安国論寺・・・竜の家は安国論寺の近くにあります。
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登場人物 |
雛子 |
ピアノ教師。23歳。両親を失い、身内は妹だけ。 |
加代 |
雛子の妹。21歳。小料理屋で働く。 |
耕太郎 |
雛子・加代の亡父。逗子市小坪の漁師。14年前に銛で刺殺される。 |
菊 |
雛子・加代の亡母。11年前に銛で刺殺される。 |
甚造 |
小坪の網元。 |
雄吉 |
甚造の息子。耕太郎と菊を刺殺し死刑囚となる。 |
矢代 義明 |
材木座に住む雛子の亡養父。 |
矢代 輝久 |
義明の息子。 |
長沼 燿子 |
輝久の従姉。ピアニスト。義明の死後、雛子を引き取る。 |
戸田れい子 |
矢代家の奉公人。婆や。 |
宏 |
加代の夫。小町の小料理店を経営。 |
幸子 |
宏の姉。浩志の店を手伝う。 |
竜 |
加代の愛人。麻薬の密売人。 |
岡本 |
加代の元愛人。 |
久 |
加代の元愛人。 |
浅野 |
麻布に住む外交官の妻。輝久の愛人。 |
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あらすじ
3年前から突然能面師となった泰次は、昔から中途半端な男女の付き合いを続けている小料理店の女将・葉津に彼女の郷里の山形へ行かないかと誘いをかけた。何年と郷里の鶴岡市に戻っていない葉津は泰次と夫婦として帰りたい様子だが、泰次の目的は違った。それは彼が魅了された黒川村の伝統行事「黒川能」を観ることだった…。
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作品の舞台 |
小町・・・泰次の妻が経営する鎌倉彫店「白居堂」があります。
長谷・・・葉津が経営する小料理店「酒蔵葉津」があります。
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登場人物 |
白河 泰次 |
能面師。3年前に鎌倉彫店主から突然能面師となる。 |
白河有紀子 |
泰次の妻。3年前から鎌倉彫店「白居堂」の店主となる。 |
葉津 |
小料理店「酒蔵葉津」の女将。泰次といい仲。 |
剣持 泉 |
山形県黒川村の農夫。以前泰次が魅了された上座能太夫。 |
遠藤 |
黒川村の農夫。今年の上座能太夫。 |
老婆 |
黒川村の老婆。 |
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あらすじ
江ノ島からクルーザー旅行に出発した秀治たち。このクルージングは秀治の妻・圭子が夫との中を修復しようと計画し1週間ほどかけて九州まで向かうものだったが、秀治は圭子の浮気癖に飽き飽きしており仕事を理由に途中で下船しようとしていた…。
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登場人物 |
田所 秀治 |
雑誌社の編集長。 |
田所 圭子 |
秀治の妻。画家。旧姓・四賀。 |
四賀 耀子 |
圭子の妹。独身。 |
四賀 周造 |
圭子・耀子の父。「四賀証券」社長。 |
加茂 健二 |
圭子の愛人。 |
春山 志乃 |
秀治が昔思いを寄せていた女性。 |
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あらすじ
長い間鎌倉で不倫関係を続けてきた長浜と静子。静子は夫と別れ長浜と夫婦になりたがっている様子だったが、長浜は突然彼女に別れを切り出した。そこで2人は今まで付き合ってきた12年間を振り返ってみるのだが…。
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作品の舞台 |
極楽寺切通・・・長浜と静子は、レモンをかじる少年と出会います。
長谷・・・長浜と静子は長い間、毎日曜日に逢瀬を重ねてきました。
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登場人物 |
長浜雄次郎 |
逗子の骨董店「温故堂」の店主。 |
淀川 静子 |
横浜に住む人妻。41歳。長浜と12年間不倫を続けている。 |
淀川 和六 |
静子の夫。デパートの経理部長兼専務。釣り好き。 |
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あらすじ
蓉子は友人の父の陶芸家・堂本寒山から縁談を持ち込まれた。相手は寒山の弟子で年齢がひとまわり上の陶芸家・河北弘之だった。しかし彼女は父からも開業医の若杉基二との縁談も受けていた…。
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作品の舞台 |
鎌倉・・・蓉子の父は、鎌倉で開業医をしています。。
北鎌倉・・・曜子の茶道の師匠の家があります。
極楽寺・・・堂本寒山邸があります。
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登場人物 |
堂本 寒山 |
陶芸家。 |
堂本 英子 |
寒山の娘。 |
蓉子 |
英子の友人。23歳。 |
父 |
蓉子の父。鎌倉の開業医(内科)。 |
桓夫 |
蓉子の兄。 |
若杉 基二 |
逗子の開業医(内科)。33歳。 |
河北 弘之 |
湯河原に住む陶芸家。40歳。寒山の弟子。 |
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あらすじ
石油会社の御曹司の妻・柚木窈子は、夫の浮気を知らせれても嫉妬心がわくこともなかった。そして実家に戻ることになった彼女に、夫は離婚を切り出してきた。独り身になった窈子は柚木家からもらった沼津の別荘に移り、出版社に勤める兄の助言で、別荘を出版社の保養所にした。そして彼女はそこで出会った美術史家の織部周二に心惹かれてしまう…。
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作品の舞台 |
扇ヶ谷・・・窈子の生家・鍋島家があります。
長谷・・・北野民部邸があります。
瑞泉寺・・・窈子は、4人の薙刀の弟子と散策に行きます。
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