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あらすじ
母譲りの豊かな乳房を持つ田村すみれは、鎌倉で夫と二人暮らし。親族の詐欺騒動や自身のガンとの闘病生活が続き、順風満帆ではないものの慎ましい生活を過ごし、老いを感じる年代をむかえていた。ある日彼女は散歩の途中で、いつしか不和となっていた姉の結婚式が行なわれた教会を思い出し、早速教会が建つ山へ向かうのだが・・・。
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作品の舞台 |
本覚寺・・・すみれと一は、本覚寺のえびす講へ出かけます。
大巧寺・・・すみれは山の教会へ向かう途中、大巧寺の参道を通り抜けます。
レデンプトリスチン修道院・・・すみれは昔あった山の教会の話を尋ねるため、修道院に向かいます。
和田塚・・・通称「ソヴィエトの道」と呼ばれる若宮大路から和田塚へ向かう小径が、すみれの散歩道です。
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『その道は、「ソヴィエトの道」とも呼ばれる。公立小学校の裏庭を背にして斜めに聳える石垣は、旧ソヴィエト大使私邸を囲む塀なのである。』(原文のまま)
公立小学校は第一小学校です。 |
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登場人物 |
田村すみれ |
医療関連のニュースレターの編集担当。 |
田村 一 |
すみれの夫。会社社長。 |
田村 純 |
一の弟。 |
田村カオル |
一の従妹。元スチュワーデス。 |
さつき |
すみれの姉。一年前に死亡。 |
春木 |
すみれの肺がんの執刀医。 |
木下 |
さつきの夫の友人。 |
スーザン |
16年前すみれのホームステイ先のホスト。アメリカ・メリーランド州の小学校教師。 |
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あらすじ
かつて山田ハツ音のもとに疎開していたアイコとエイコは、ハツ音の養女・三千子とともに時折4人で楽しく食事会をしていた。このように4人が笑いあえるまでには様々なことがあったのだが・・・。
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作品の舞台 |
鎌倉・・・エイコの兄は中国から復員後、鎌倉に転居します。
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登場人物 |
山田ハツ音 |
音楽教室の講師。 |
山田三千子 |
ハツ音の養女。 |
吉浜アイコ |
ハツ音のもとに疎開していた夫人。 |
倉本エイコ |
アイコの妹。 |
保志 |
作詞家。ハツ音の元恋人。三千子の父。 |
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あらすじ
寝たきりの父とともに鎌倉へやって来たエイコだが、お嬢様育ちな性格が災いし職に就くものの長続きしないで転職を繰り返していた。そんな20歳の春、彼女はふとしたことから地元のアマチュア劇団に入ることになったが、そこで思わぬ出会いが待っていた・・・・。
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作品の舞台 |
由比ガ浜・・・エイコは寝たきりの父たちとともに、由比ガ浜の家に転居します。
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登場人物 |
倉本エイコ |
主婦。小学生の頃から親の介護するなど苦労続きの人生を送る。 |
倉本 昭一 |
アマチュア劇団「はま座」の演出助手。エイコの夫。 |
山岡 |
「はま座」の座長。 |
前田ひとみ |
「はま座」の主役級女優。 |
山岡まちよ |
山岡の妻。 |
竹山 |
「はま座」の劇団員。 |
エミリー |
舞台女優。 |
N |
翻訳者。 |
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あらすじ
かつて母が愛した男も、自分の夫となる男が恋した女も、みな「山田」という姓ばかりで混乱していたエイコは、いつしか小説を書くようになっていた・・・。
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作品の舞台 |
由比ガ浜・・・エイコは自作の小説の中で、4年前の由比ガ浜での思い出を描きます。
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登場人物 |
倉本エイコ |
主婦。苦労続きの人生を送る。 |
倉本 昭一 |
エイコの夫。 |
倉本 二郎 |
昭一の弟。 |
山田 五吉 |
エイコの父。 |
山田 卓郎 |
エイコの母がかつて愛した男。薬剤師。 |
山田みえこ |
劇団員。 |
大木 康夫 |
エイコの家に下宿していたサラリーマン。 |
吉田 |
女医。 |
キヨ |
吉田の妹。バーのママ。 |
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あらすじ
義弟の金銭トラブル発生後、心の病にかかったエイコは市内のカトリック教会のキリスト教講座に通うようになった。そして神父や参加者たちの前で、過去を振り返るのだが・・・。
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作品の舞台 |
光則寺・・・光則寺が、婚家の菩提寺です。
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菩提寺の寺名は作品中に表記がありませんが、『春には本堂のまえに海棠の花が咲く。』や『菩提寺の住職は、山門のてまえで幼稚園を経営し、』(共に原文のまま)の表記から、光則寺と思われます。
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登場人物 |
倉本エイコ |
主婦。苦労続きの人生を送る。 |
倉本 二郎 |
エイコの義弟。 |
伊乃木 |
教会の主任司祭。 |
高畑 |
教会の講座に通う主婦。保母の資格を持つ。 |
石野ふう子 |
エイコの友人。 |
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あらすじ
老いたエイコは鎌倉の家で3・11東日本大震災の映像を目にしていた。それ以来彼女は海の中で溺れそうになりながら、無数のタッパーに囲まれて逃げ場がなくなる夢を見るようになった・・・。。
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作品の舞台 |
鎌倉駅・・・渋谷から戻ったエイコは、サエコ・明生と会います。
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登場人物 |
倉本エイコ |
主婦。苦労続きの人生を送る。 |
倉本 昭一 |
エイコの夫。会社員。 |
森本 乙女 |
エイコの級友。 |
前島 浅海 |
エイコの級友。2年前に急死。 |
杉野 薫 |
エイコの級友。 |
水野 千景 |
エイコの級友。 |
鷺沼 信子 |
エイコの級友。 |
吉田八千代 |
エイコの級友。 |
サエコ |
エイコの姉。 |
アイコ |
エイコの姉。 |
倉本 明生 |
エイコの息子。2歳。 |
森本 一郎 |
乙女の夫。 |
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あらすじ
東日本大震災以来、度々避難訓練が行われているが、エイコが住む地区の避難場所は御成中学校がある御成山だ。山の避難場所までは自宅から歩いて15分。老いた体には辛い道程となっていた・・・。。
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作品の舞台 |
御成・・・地区の避難場所は、御成山にあります。
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登場人物 |
倉本エイコ |
主婦。苦労続きの人生を送る。 |
沢田 |
エイコ宅の近所に住む主婦。 |
吉原 |
エイコ宅の近所に住む主婦。 |
露口 |
エイコ宅の近所に住む老人。97歳。 |
倉本 昭一 |
エイコの夫。 |
倉本 二郎 |
エイコの義弟。 |
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