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あらすじ
体にガタがくる年齢にさしかかってきた主婦の菊子と信子は親友同士。都内の病院から退院してきた信子は、入院中に色々と世話になった菊子へのお礼を兼ね花見に誘った。そこで2人はお互いの過去を振り返るのだが・・・。
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作品の舞台 |
天音寺・・・森田三郎宅は、天音寺(架空の寺名)の近くにあります。
小町・・・信子は、菊子へのお礼の品を買いに行きます。
北鎌倉・・・三浦美音宅があります。
雲頂庵・・・戦争で焼け出されたあと、逸子は雲頂庵を頼ります。
由比ガ浜・・・ヘルガが経営するドイツレストランがあります。
小袋谷・・・三郎の遺骨は、小袋谷にある寺に預けてあります。
砂子坂・・・菊子が子供の頃に知り合った砂子坂に住む老人が、自宅で孤独死しているのが見つかります。
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登場人物 |
菊子 |
鎌倉に住む主婦。 |
信子 |
鎌倉に住む主婦。菊子の親友。 |
森田 三郎 |
菊子の叔父。ドイツ大使館文化部に勤めていたためドイツ贔屓。故人。 |
森田 逸子 |
三郎の妻。84歳。 |
ペーター |
森田家の飼い犬。ドーベルマン。死亡。 |
リタ |
森田家の飼い犬。ドーベルマン。死亡。 |
譲二 |
菊子の夫。 |
新一郎 |
菊子の叔父。三郎の兄。田園調布に住む銀行頭取。 |
優子 |
新一郎の妻。 |
彦弥 |
新一郎の長男。故人。 |
綾 |
新一郎の長女。見栄っ張りな性格。 |
四郎 |
三郎の弟。 |
宏 |
菊子の父。 |
ハナ |
菊子の母。新一郎の妹。 |
亮吉 |
信子の夫。 |
タロー |
信子の飼い犬。 |
公男 |
信子の従兄。一つ年上。 |
恭平 |
逸子の弟。岐阜在住。 |
木原 |
逸子の近所の住人。 |
白井 |
逸子の近所の住人。 |
中田 |
逸子の近所の住人。 |
三浦 美音 |
北鎌倉に住む声楽家。 |
タロー |
美音が飼うラブラドールレトリーバー。 |
ヘルガ |
由比ガ浜でドイツレストランを経営するドイツ人。 |
西 |
菊子と信子が慕う植物好きの男。 |
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あらすじ
私の親類の娘、知恵が妊娠したらしい。結婚前の妊娠ではあるのだけれど、親戚中で大喜びだった。私は知恵が子供のころに使っていたスケッチブックを出しておくことにしたが・・・。
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作品の舞台 |
稲村ガ崎・・・私、トモ子、知恵の3人が食事をした海辺のレストランがあります。
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登場人物 |
私 |
稲村ヶ崎の海辺の家に住む女性。 |
トモ子 |
私の親戚。 |
知恵 |
トモ子の娘。 |
田中 |
私の友人。 |
木村 |
田中の友人。 |
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あらすじ
私は夜中に放し飼いにされている迷惑なラブラドール犬の話を聞いた。どうやら入院中に見舞いに来た友人が話していたソバージュの女の飼い犬らしい。そこで、その犬にいたずらをしようとするのだが・・・。
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作品の舞台 |
名越・・・主人公が飼っていた柴犬は、名越の斎場で荼毘にふされました。
砂子坂・・・主人公と柴犬は、砂子坂周辺を散歩します。
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砂子坂は、極楽寺から稲村ガ崎に向かうなだらかな坂のことです。 |
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登場人物 |
私 |
入院中の主婦。 |
ヒロシ |
私の甥。 |
ハルコ |
ヒロシの妻。 |
ブル |
ソバージュの女が飼うラブラドール犬。 |
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あらすじ
安井が描いたカンナの花の絵を、じっと見ている女がいた。その女は、安井が17歳の夏、父の診療所で見かけたことのある父と肉体関係があったであろう女だった。そこで安井は、女に話しかけようとするが・・・。
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作品の舞台 |
滑川・・・安井の友人は、滑川沿いの古い借家に引っ越してきます。
極楽寺・・・安井の父が経営する「野中病院」は、極楽寺川の橋のたもとにあります。 |
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登場人物 |
安井 |
絵画教室の講師。 |
野中 |
安井の父。「野中医院」院長。 |
よね |
安井の母。元「野中医院」見習い看護師。 |
女 |
「野中医院」に通っていた患者。 |
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モーテル0467 鎌倉物語 |
甘糟りり子 |
マガジンハウス |
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あらすじ
祐介は、七里ヶ浜の丘に建つホテル「モーテル0467」の管理人。ホテルに長期滞在する個性的な宿泊客や、地元の仲間たちと何気ない毎日を過ごしていた。そんなある日、0467に詩織という女性が訪ねてきた・・・。
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作品の舞台 |
七里ガ浜・・・ホテル「モーテル0467」は、七里ガ浜の丘の上にあります。
小動・・・祐介たちが集う「バー・コユルギ」があります。
極楽寺・・・詩織の実家があります。
雲頂庵・・・梅の墓があります。
枝村園・・・梅は、小町にある枝村園のお茶を贔屓にしています。
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枝村園は小町通り近くにあります。 作品中、梅は100g1000円のお茶を好んでいますが、お店でも「上煎茶」として売られています。
枝村園では、店先でお茶もいただくことができます。
また、この作品では枝村園以外でもいくつかの市内の名店がでてきます。 |
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天ぷら「ひろみ」(写真一番左) コーヒー「みにこむ」ホット・モカ・ジャバ(写真左から2番目) 喫茶「ベルグフェルト」シュークリーム(写真左から3番目) そば処「一茶庵」(写真一番右) うなぎ「つるや」 「井上蒲鉾店」 コーヒー「亜細亜商会」ブルーマウンテン 和菓子「上州屋」あんこ 「ローストビーフ鎌倉山」
和菓子「美鈴」5月の菓子「昇鯉」 など |
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登場人物 |
祐介 |
七里ヶ浜のホテル「モーテル0467」の支配人。 |
七里 |
祐介の姉。ラジオのDJ。 |
若林 |
「モーテル0467」の副支配人。 |
悟 |
「モーテル0467」のフロント兼予約係兼コンシェルジュ。 |
成田 詩織 |
「モーテル0467」403号室の宿泊客。稲村ヶ崎小の出身。祐介の3つ年上。 |
片桐 梅 |
「モーテル0467」203号室の宿泊客。天涯孤独の老女。 |
花房 隼人 |
「モーテル0467」303号室の宿泊客。本牧のディスコの店員。 |
徹 |
祐介が仲間たちと集う小動にある「バー・コユルギ」のオーナー。 |
俊也 |
祐介の御成中学校時代の同級生。サーファー。妻と別居中でバイト生活。 |
健太 |
祐介・俊也の御成中学校時代の一年先輩。スーパーの店長。元・暴走族。3人の子持ち。 |
洋子 |
祐介の御成中学校時代の同級生。由比ガ浜に住む新橋のOL。 |
竜次 |
マウイ島に住む洋子の兄。 |
ウラジミール |
七里の新しい恋人。ロシア人。 |
相馬 博文 |
詩織の夫。 |
間淵 ルミ |
AV女優。 |
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あらすじ
アラサーの佐和子は、会社の同僚で社長にも一目置かれた存在の営業マン・孝昭と結婚し、その後の夫婦生活も順調に過ごしている。そして二人の間に子供もでき、孝昭も大喜びだったが、妊娠6か月の検診で佐和子は医師から「心音が聴こえない」と言われてしまう…。
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作品の舞台 |
七里ガ浜・・・佐和子たちは美音子の遺骨を散骨します。
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登場人物 |
佐和子 |
30歳過ぎの主婦。元運送会社の事務員。 |
孝昭 |
佐和子の夫。運送会社の営業マン。元野球部でリーダーシップがある。 |
社長 |
運送会社の社長。孝昭の上司。 |
美音子 |
佐和子の胎内で死亡してしまった女児。 |
奈美 |
佐和子の専門学校時代の友人。 |
母 |
孝昭の母。 |
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あらすじ
百合子は港区のマンションから鎌倉の実家に戻り2年が経っていた。そこへ兄から半休を取って話があると連絡が入った。会社に休みを取って身内に話をするということはどうせ借金の話だろうと百合子は思っていたのだが、実家に戻った兄は今度産まれてくる自分の子どもが染色体異常があることがわかり、「ダウン症候群」だというのだ…。
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登場人物 |
百合子 |
2年前に実家に戻ってきた女性。 |
兄 |
百合子の3歳年上の兄。会社員。 |
父 |
百合子・兄の父。 |
母 |
百合子・兄の母。 |
前妻 |
兄の前妻。大学の同級生で大手金融会社のトレーダー。結婚10年で離婚。百合子と仲がいい。 |
妻 |
兄の妻。前妻と離婚後2年で結婚。10歳年下の妻。 |
有 |
兄の長女。ダウン症。「有りのままに生きてほしい」の意から名づける。 |
双子 |
兄の長男・次男。有の弟。一卵性双生児。 |
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あらすじ
アラフォーの佳菜恵は、3回目の人工授精も失敗に終わり、心に大きなダメージを負っていた。その心情は夫・信吾の何気ない言動や行動が他人事に感じ、大きなストレスを抱える原因にもなっていた。そんな心情を打開したい佳菜恵は東京で行われた妊活イベントに参加することになったが、自分より若い参加者が多く見られ余計に気落ちしかけていた。しかしそんな参加者の中に、同じ年代で実家が佳菜恵の住まいに近い玲子が佳菜恵の気持ちを共感してくれた…。
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作品の舞台 |
七里ガ浜・・・信吾・佳菜恵の家や玲子の実家があります。
鎌倉山・・・玲子は鎌倉山の「ハウス・オブ・フレーバーズ」のチョコレートケーキをお土産に持っていきます。
由比ガ浜・・・佳菜恵がターコイズのペンダントを買います。。
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登場人物 |
佳菜恵 |
38歳。5年前に夫と芝浦から鎌倉へ引っ越してきた女性。 |
信吾 |
佳菜恵の夫。40歳。趣味はサーフィン。 |
杉本 玲子 |
イベントで佳菜恵と知りあった女性。41歳。不動産会社の営業。実家が七里ガ浜。 |
杉本 英二 |
玲子の夫。 |
杉本 玲美 |
玲子と英二の長女。 |
梨田 美弥 |
元キー局の人気アナウンサー。佳菜恵と同じ中学校出身。 |
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あらすじ
2度目の流産がわかった葵は、自分の気持ちに悔しさや悲しさという感情が湧かなかった。そんな彼女の感情を夫・正道もわかってくれていた。しかし葵の勤務先の上司・佳代子は、最近の葵は性格がきつくなっていることを気にしていた。そこで佳代子は葵に同じ経験を持つ佳代子の妹・美由子に会うことを勧めてくるのだが、葵は会う気になれなかった…。
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作品の舞台 |
由比ガ浜・・・葵は2度目の流産を忘れるために、海水浴へ行きます。
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登場人物 |
葵 |
アパレルメーカーに勤めるOL。34歳。 |
正道 |
葵の夫。 |
柿本佳代子 |
葵の上司。アパレルメーカーの商品管理課長。 |
森永美由子 |
佳代子の妹。流産の経験を持つ女性サークルに参加している。 |
富樫 薫 |
養子縁組のコーディネーター。 |
純枝 |
キャバクラ嬢。24歳。スーパーのパートをかけもって娘を育てる。 |
玲奈 |
純枝の娘。小学2年生。 |
友達 |
純枝の友だち。 |
バーテンダー |
バー「タイ・ブレーク」のバーテンダー。 |
男 |
「タイ・ブレーク」に飲みに来ていた男。 |
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あらすじ
鎌倉に引っ越して4年目、ウェディングプランナーの美春は夫・朋希にライカのカメラを買ってから急に二人の仲がぎくしゃくしてしまう。子どもは要らないと話し合って結婚したが、この頃は子どものことを考えたいと口にするようになったからだ。さらに彼女の母が体を壊したことにより、姉夫婦とも仲が悪くなってしまっている。そんな彼女が出した決断は…。3作短編の連作小説。
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作品の舞台 |
由比ガ浜・・・美春は鈴木屋酒店で自然派ワインを買います。またまた朋希は中華料理屋で幸広と知り合います。
鎌倉山・・・美春と朋希が暮らす大山が若い頃に建てた古民家があります。
稲村ガ崎・・・朋希が写真を撮り行き、幸広と出会います。また稲村ガ崎は真子の故郷です。
小町通り・・・美春と朋希がイタリアンレストランに行きます。
北鎌倉・・・美春は入院中の母のリクエストで「光泉」の稲荷寿司を差し入れに持って行きます。
七里ガ浜・・・謙也・理佐が暮らす家があります。
神奈川県立近代美術館・・・朋希と沙織は美術館に行きます。
鎌倉市農協連即売所・・・鎌倉で暮らし始めた真子が野菜の買い出しに行きます。
カフェ・ロンディーノ・・・真子が買い物帰りに立ち寄ります。
坂ノ下・・・鈴子は面掛行列を見に行きます。
長谷・・・真子・ひじり・鈴子・健太郎の4人がバー「ケルピー」へ飲みに行きます。
大船・・・幸広と花葉はホームセンターで大きなプランターを買います。
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登場人物 |
今村 美春 |
鎌倉にある海沿いのホテルのウェディングプランナー。39歳。鎌倉住み歴4年。 |
今村 朋希 |
美春のパートナー。40歳。リフォーム会社の社員。趣味はカメラ撮影。 |
沙織 |
美春と離婚後の朋希のパートナー。30歳。世田谷区三軒茶屋在住。 |
夏帆 |
美春の姉。41歳。 |
学 |
夏帆の年下のパートナー。 |
父 |
夏帆・美春の父。定年退職したばかり。 |
母 |
夏帆・美春の母。世田谷区在住。 |
真子 |
漫画の編集者。結婚10年目。稲村ガ崎生まれ。 |
久郎 |
真子の2つ年上のパートナー。2ヶ月前に退職。 |
海斗 |
久郎と真子の長男。 |
美津子 |
久郎の母。久郎宅の隣にあるマンションに住む。 |
梓 |
真子の叔母(父の妹)。稲村ヶ崎の実家に住む。 |
岡村ひじり |
真子の中学時代の親友。港南区港南台在住。 |
鈴子 |
真子の同性パートナー。38歳。ひじりと同棲中。天草生まれ。 |
健太郎 |
真子の中学時代の初恋相手。 |
娘 |
健太郎の娘。湘南女子学院の生徒。 |
父 |
ひじりの父。鎌倉彫専門店の店主。 |
母 |
ひじりの母。夫の店を手伝う。 |
姉 |
鈴子の姉。福岡市在住。 |
阿部 幸広 |
鎌倉に住む会社員。37歳。 |
阿部 花葉 |
幸広のパートナー。43歳。会社員。 |
隼人 |
花葉の元カレ。 |
和子 |
花葉の大学時代の友人。薬品メーカーの営業職。 |
森末 |
不妊カウンセラー。 |
ドクター・チャウ |
香港の医師。妊娠におけるゲノム研究で有名。 |
井崎 大山 |
有名な建築家。今村夫婦が暮らす古民家を若い頃に建築。 |
深田 政美 |
美春が担当する結婚式の新婦。40歳。バツイチ。 |
祐介 |
政美の新たなパートナー。バツイチ。 |
娘 |
政美と元パートナーとの長女。 |
住永 恭子 |
祐介の元パートナー。40歳。横浜市在住。金融会社のOL。 |
都山 寿一 |
朋希の会社の先輩。退職し独立する会社に朋希を誘う。 |
謙也 |
美春たちの飲み友達。七里ガ浜在住。 |
理佐 |
謙也のパートナー。 |
村木 |
湘南女子学院の教頭。 |
白川 美波 |
湘南女子学院の生徒。 |
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