鎌倉三猫物語
ソーントン不破直子『鎌倉三猫』のシリーズです。
作品名 発行年
鎌倉三猫物語 2015
鎌倉三猫いまふたたび 2016
鎌倉山奇譚 水琴窟の館 2020
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鎌倉三猫物語 ソーントン不破直子 春風社
あらすじ
 鎌倉山に住む茨城夫妻は、友人の梅澤家から2匹の猫をもらってきた。姉は「小町」、妹は「ボエナ」と名付けられたが、妹はまもなく自動車にはねられ死んでしまう。そこへ息子たちが職場である大学構内にいた2匹の捨て猫を持ち帰りそれぞれ「タマ吉」「みなみ」と名付けて飼うことになった。こうして一緒に飼われることになった3匹の猫は近所の住人たちや山の自然と触れ合うことになった…。

 作品の舞台
 鎌倉山・・・3匹の猫が暮らす茨城家や、鎌倉山神社があります。
 登場人物
茨城小町 茨城家で飼われる雌の白猫。八王子の梅澤家から連れてこられた。
ボエナ 茨城家で飼われる雌猫。小町の妹。人懐っこい。
タマ吉 茨城家で飼われる雄のライオン色猫。もとは縦浜国立大学にいた野良猫。
みなみ 茨城家で飼われる雌の黒白猫。もとは縦浜国立大学にいた野良猫。ケガで前足が曲がり、しっぽも途中で切れている。
茨城 3匹の猫の飼い主。縦浜国立大学名誉教授。歴史言語学者。
茨城夫人 茨城の妻。元縦浜国立大学教授。
長男 茨城の長男。東京に住む縦浜国立大学職員。
次男 茨城の次男。東京に住む縦浜国立大学職員。
吉井 茨城家の隣家の住人。彫刻家。
ノア 吉井家で飼われる雌の黒猫。3匹と仲良し。生まれつき左目が悪い。
ヤタ みなみが仲良しの雄の柴犬。交通事故で後ろ足が一本ない。
おじさん ヤタの飼い主。茨城家と同じ町内会。
三毛 鎌倉山神社の猫。
氏子総代 鎌倉山神社の氏子総代のおじさん。例大祭では大活躍する。
神職 鎌倉山神社の神職。
女神職 鎌倉山神社の女神職。
梅澤 八王子に住む夫人の友人。イタリア史学者。小町・ボエナの元飼い主。
城ケ島 文学評論家。
職員 縦浜国立大学事務部職員。一番年長の女性。
植木屋 茨城家に出入りの植木職人の親方。
タカユキ 茨城家に出入りの植木職人。親方の息子。
ピアスのおじさん 茨城家に出入りの植木職人。タカユキの兄弟子。
おばさん 近所のおばさん。
おじさん 南欧風の家に住む画家。妻を亡くし現在一人暮らし。
ゴーギャン おじさんに飼われていた臆病な雄の茶猫。おじさんの妻が亡くなった3か月後に死亡。
ブチ猫 近所の雄のブチ猫。
エヘンガラス 鎌倉山に住むカラス。「エヘーン、エヘーン」と鳴く。
地むぐり 鎌倉山に住むヘビ。
ハクビシン 鎌倉山に住むハクビシン。
タヌキ 鎌倉山に住むタヌキ。
ムクドリ 鎌倉山に住むムクドリ。
ヒヨドリ 鎌倉山に住むヒヨドリ。
キジバト 鎌倉山に住むキジバト。
コジュケイ 鎌倉山に住むコジュケイ。
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鎌倉三猫いまふたたび ソーントン不破直子 春風社
あらすじ
 年金暮らしの元大学教授夫妻・茨城家に暮らす3匹の猫・小町、タマ吉、みなみは今日ものんびりと鎌倉山で過ごしている。そんな茨城家の近くで周辺住民が反対する中、宅地造成の計画が進んでいた。するとある日、その建設業者の社長が神社の石段から転げ落ちケガをしてしまい、さらに息子の専務が自動車事故をおこしてしまう…。


 作品の舞台
 鎌倉山・・・3匹の猫が暮らす茨城家や、社長がケガをした鎌倉山神社があります。
 登場人物
茨城小町 茨城家で飼われる雌の白猫。八王子の梅澤家から連れてこられた。
タマ吉 茨城家で飼われる雄のライオン色猫。もとは縦浜国立大学にいた野良猫。
みなみ 茨城家で飼われる雌の黒白猫。もとは縦浜国立大学にいた野良猫。ケガで前足が曲がり、しっぽも途中で切れている。
茨城 3匹の猫の飼い主。縦浜国立大学名誉教授。歴史言語学者。
茨城夫人 茨城の妻。元縦浜国立大学教授。
長男 茨城の長男。東京に住む縦浜国立大学職員。
次男 茨城の次男。東京に住む縦浜国立大学職員。
吉井 茨城家の隣家の住人。
ノア 吉井家で飼われる雌の黒猫。3匹と仲良し。生まれつき左目が悪い。
ヤタ みなみが仲良しの雄の柴犬。交通事故で後ろ足が一本ない。
おじさん ヤタの飼い主。茨城家と同じ町内会。
三毛 鎌倉山神社の猫。小町と仲良し。
やみよ 半僧坊のハシボソカラス。三毛と仲良し。平塚生まれ。
つぶて 半僧坊のハシボソカラス。三毛と仲良し。鎌倉生まれ。
大村 茨城家の近所の住民。
桜田 茨城家の近所の住民。
川野 茨城家の近所の住民。
社長 鎌倉山で宅地造成を計画している鎌倉市内の土地開発業の社長。
専務 開発業者の役員。社長の息子。
加藤 開発業者の社員。
お兄さん 開発業者の社員。草刈作業をする麦わら帽子のお兄さん。
お兄さん 開発業者の社員。草刈作業をする野球帽のお兄さん。
カトー 宅地造成の作業員。弁当をタマ吉に分けるやさしいおじさん。
氏子総代 鎌倉山神社の氏子総代のおじさん。例大祭では大活躍する。
おじさん 南欧風の家に住む画家。妻を亡くし現在一人暮らし。
ゴーギャン おじさんに飼われていた臆病な雄の茶猫。おじさんの妻が亡くなった3か月後に死亡。
お母さん 茨城夫人の元教え子。
赤ちゃん お母さんの息子。
女の子 近所に住む小さい女の子。タマ吉が好き。
中型犬 近所の家族が飼う茶色の中型犬。
お役人 神社庁の役人。
市役所の人 鎌倉市役所の人。
タヌキ 鎌倉山に住む母タヌキ。4人の子持ち。
野ネズミ 鎌倉山に住む野ネズミ。
子蛇 鎌倉山に住む子蛇。
カルガモ 鎌倉山に住むカルガモ。
コジュケイ 鎌倉山に住むコジュケイ。
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鎌倉山奇譚 水琴窟の館 ソーントン不破直子 春風社
あらすじ
 鎌倉山にある朽ちかけた山荘。かつて実業家の別荘であったこの山荘は、後に料亭としても使われ長い歴史を迎えている。そんな山荘にまつわる人びとや動物たちの物語…。


 作品の舞台
 鎌倉山・・・物語の中心となる山荘があります。
 登場人物
栗林 靖男 鎌倉山にある山荘の管理人。元・鎌倉署刑事。
芦川 鐡治 山荘の元々の持ち主。製薬会社社長。
芦川ミネ子 鐡治の妻。
正道 鐡治から山荘を買い取り料亭「源氏園」を経営した女将の息子。医者。
由香 跡取りの娘。
誠一郎 由香の友人。
俊夫 由香の友人。辻堂に住む。
野球帽男 靖男の知人。
一文字九郎 山荘がある森に棲みつく男。
六郎 九郎の一番弟子。
タヌキ 山荘がある森に棲みつくタヌキ。
白猫 山荘がある森に棲みつく白猫。
カラス 市内を飛び回るカラス。