矢島誠の作品
矢島誠の作品です。「夏海俊介」名義で書かれた作品もあります。
作品名 発行年
鎌倉XXの殺人 1988
光る波の誘い 1993
潮騒のかなたに 1993
.
鎌倉XXの殺人 矢島 誠 天山ノベルス
あらすじ
 雑誌編集者の松井朱実が、失踪した衣川雄一の行方を追ったまま、失踪してしまった。そこでルポライターの北沢瞬一は、亡妻の友人の朱実を探すために、鎌倉へ向かった。そして、衣川と親交のあった柴宮家を訪ねた瞬一は、そこで新たな殺人事件に巻き込まれてしまう・・・。

 作品の舞台
 雪ノ下・・・柴宮慎太郎邸があります。
 元八幡・・・第一の殺人は、元八幡の社殿の裏でおこります。
 鎌倉山・・・丹羽満夫邸があります。
 永福寺跡・・・第二の殺人がおこります。
 稲村ガ崎・・・第三の殺人がおこります。
 登場人物
北沢 瞬一 フリールポライター。
北沢 純子 瞬一の妻。看護婦。交通事故で死亡。
北沢 可奈 瞬一の娘。4歳。
松井 朱実 純子の親友。編集者。
柴宮慎太郎 鎌倉彫工。「鎌倉彫保存会」理事。
柴宮喜久子 慎太郎の妻。
柴宮孝太郎 慎太郎の長男。25歳。鎌倉彫工。
柴宮早紀子 慎太郎の長女。21歳。短大卒業後、家事手伝い。趣味はフルート。
柴宮慎之助 慎太郎の父。故人。
柴宮慎一郎 慎太郎の4歳年上の兄。
山城 澄江 慎太郎の妹。
山城 勝行 澄江の夫。鎌倉で土産物屋を経営。
丹羽 栄一 慎太郎の従兄弟。若宮大路の鎌倉彫専門店「慎宮堂」店主。
丹羽 満夫 栄一の弟。
今村 八重 柴宮家に住み込みのお手伝い。
長尾 和久 柴宮家に住み込みで働く鎌倉彫工。39歳。
久保 隆志 柴宮家に住み込みで働く鎌倉彫工。27歳。
河津 誠実 御成町の「河津総合病院」院長。「湘南医師会」会長。「鎌倉彫後援会」会長。
柳川 富蔵 「鎌倉市商工会」会長。
中内 利夫 雑誌「週刊ジャパン」副編集長。
衣川 春子 元・小町通りの小料理屋「霞亭」を経営。
衣川 雄作 春子の夫。
衣川 雄一 雄作の長男。
前田 清美 雄一の恋人。
成瀬 鎌倉中央署警部補。
.
光る波の誘い 夏海俊介 湘南出版センター
あらすじ
 晴彦は海岸をジョギング中に、砂浜でウエディングドレスを拾った。そのドレスは、胸の飾りの部分だけ切り取られていた。まもなく、ドレスの持ち主が判明したのだが、その新聞記事を見た他の人物からも「ドレスを紛失した」と連絡が入った・・・。


 作品の舞台
 鎌倉・・・晴彦が住むアトリエ代わりの白い家は、鎌倉市の海沿いの崖の上にあります。
作品では、
  
  片瀬江ノ島駅のそばの「湘南探偵社」で、
    「ここから五百メートルぐらいかな。」
    「鎌倉市になるんだけど、海岸通りと江ノ電をはさんで海に面した崖の縁」(文中のまま)

  となっていることから、小動あたりではないかと・・・。
 大船・・・原井は「ガイ」を閉めたあと、大船でレストランを経営しました。
 登場人物
浦辺 陽子 江ノ島にある「湘南探偵社」オーナー社長。
岸田 美樹 扶桑大学の女子大生。「湘南探偵社」のアルバイト。
水島 晴彦 新進青年画家。「湘南探偵社」の非常勤社員。33歳。
土田 雄三 「湘南探偵社」唯一の正社員。元・神奈川県警刑事。
元木 秀樹 陽子の高校時代の2年先輩。「東和新聞」横浜支局社会部記者。
水島 憲明 晴彦の父。狭心症。
水島由紀子 憲明の妻。5年前に病死。
水島 圭一 晴彦の長兄。弁護士。46歳。
水島 研二 晴彦の次兄。ボストンに住む脳外科医。43歳。
レオ 水島家の飼い犬。シェトランドシープドック。
岸田 龍仁 美樹の祖父。「財団連」元会長。
宮園 愛子 ファッションデザイナー。「宮園愛子ブライダルサロン」経営。
戸川 光一 「宮園愛子ブライダルサロン」専属デザイナー。
野々宮 悟 横浜に住む「ファラウェイ商事」社員。
野々宮悦子 悟の妻。
中浜 由美 町田に住む渋谷「東鉄デパート」店員。
田丸 文子 「東鉄デパート」店員。由美の同僚。
東  啓子 「東鉄デパート」店員。由美の同僚。
徳永 高典 月刊「美術時報」編集部記者。
羽田幸四郎 銀座の画廊オーナー。晴彦の絵のお得意先。
原井 信春 茅ヶ崎のレストラン「ガイ」のシェフ。34歳。
原井 久枝 信春の妻。30歳。新聞紙上では「映子」と書かれていたが・・・。
南崎 隆志 東京目黒にある「南崎建築」2代目社長。元・「ガイ」のオーナー。
竹木 定章 「東京ツアーズ」銀座支店職員。学生時代は「義久」という名前のようだが・・・。
.
潮騒のかなたに 夏海俊介 湘南出版センター
あらすじ
 片瀬江ノ島海岸でヨットを楽しんでいた陽子たちは、セーリングボードと一緒に潮に流されていた女性を救出した。そして病院で手当てを受けたその女性・翔子は、命に別状はないものの、うわごとで「マリア」という言葉を残して眠ってしまった。後日、湘南探偵社のメンバーは、翔子の家族から呼び出され、事故の原因を調べるよう依頼されたのだが・・・。

 作品の舞台
 鎌倉・・・晴彦が住むアトリエ代わりの白い家は、鎌倉市の海沿いにあります。
 登場人物
浦辺 陽子 江ノ島にある「湘南探偵社」オーナー社長。
岸田 美樹 扶桑大学の女子大生。「湘南探偵社」のアルバイト。
水島 晴彦 新進青年画家。「湘南探偵社」の非常勤社員。
土田 雄三 「湘南探偵社」唯一の正社員。元・神奈川県警刑事。
水島 憲一 晴彦の長兄。弁護士。(1作目では「圭一」となっている)
水島 研二 晴彦の次兄。ボストンに住む脳外科医。
元木 秀樹 陽子の高校時代の2年先輩。「東和新聞」横浜支局社会部記者。
槙原 章雄 「南都銀行」頭取。
槙原 久枝 章雄の妻。
槙原 翔子 章雄の養女。24歳。「逗子マリンリゾート」社員。
菊池 修一 翔子の実父。
菊池仁一郎 修一の父。
穂坂奈緒美 翔子の腹違いの姉。
穂坂 早苗 奈緒美の母。
新開 安彦 翔子の元恋人。
三上 正志 「逗子マリンリゾート」社長。
早坂真佐子 「逗子マリンリゾート」社長秘書。
一ノ瀬直治 「逗子マリンリゾート」ヨットハーバー責任者。
山丸 鮎美 「逗子マリンリゾート」受付。
滝口 洋平 翔子の婿候補。「洋光証券」社長の息子。
久保沢寿男 翔子の婿候補。「南都銀行」社員。
久保沢 寿男の父。「南都銀行」専務。
石井 健蔵 弁護士。死亡。
石井 芳明 健蔵の息子。弁護士。親子2代で槙原家の顧問弁護士。
鈴元 純也 「湘南平病院」院長。研二の友人。
花和 浦和のケーキ店「ブラッセ」の店員。
牧枝 「南都銀行」の大株主。
勝田 奈緒美が昔住んでいたマンションの住人。
藤堂 湘南署刑事。