昭和前半以前の作品(PART4)
昭和前半以前の作品です。著者の簡単なプロフィールは下記のとおり。

日比野士朗
 東京生まれの作家。「呉淞(ウースン)リスク」で池谷信三郎賞を受賞。
佐多稲子
 プロレタリア文学作家として活躍し、戦後は民主化運動にも力を入れた。
小糸のぶ
 静岡生まれの作家。恋愛通俗小説の書き手。
中村八朗
 長野生まれの作家。少年小説・ジュニア小説を数多く残す。

作品名 発行年
明かるい朝がくる 1948
みどりの並木道 1955
虹よ遥かに 1956
朝餉の歌 1963
心の驟雨 1963
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明かるい朝がくる 日比野士朗 大日本雄弁会
講談社
あらすじ
 東北のある町に疎開している小学6年生の松村春男は、「東京の子」と特別視され地元の人々や同級生から嫌がらせを受けたり、仲間外れにされていた。さらに弟の秋男を病で亡くし、春男は傷心の日々が続いていた。そうした最中、日本は終戦を迎えた…。


 作品の舞台
 鎌倉・・・浅井は夏休みの間、鎌倉に住む親戚のおばさんの家に遊びに行きます。
 登場人物
松村 春男 世田谷に住む小学6年生。東北のある町に疎開している。
春男・秋男の父。中学校の英語教師。
春男・秋男の母。
松村 秋男 春男の弟。4歳。
満子 東北のある町に住む春男・秋男の伯母。母の姉。
浅井 春男のクラスメイト。上野から疎開してきた子。副級長。
安田 春男のクラスメイト。地元の旧家の子。
杉山 春男のクラスメイト。地元のいたずらっ子。
吉田 春男たちのクラス担任。6年生担当。
おじいさん 春男たちの疎開先の農家の主人。
おばあさん おじいさんの妻。
おじいさんの母。85歳。
黒川 おじいさんの家の隣人。
太田 地元の青年。
太田の父。器械屋。
おばさん 鎌倉に住む浅井の親戚のおばさん。
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みどりの並木道 佐多稲子 新評論社
あらすじ
 敗戦後まもなく行われた東京都知事選挙で民主団体から推されて立候補した共産党候補の選挙活動を手伝っていた16人の東大生が一斉検挙された。学生たちや民主団体の活動家たちが彼らの釈放を求める運動を支援する中、逮捕された学生・柾川行一の母・年枝も戦う決意をした…。


 作品の舞台
 東慶寺・・・年枝は作家Sの法要に参列します。
 登場人物
柾川 行一 国分寺市に住む東京大学の学生。逮捕されて小菅の東京拘置所に勾留中。
柾川 行一の父。学校教師。
佐治 年枝 行一の母。学校教師。
柾川 千枝 行一の姉。他家へ嫁ぐ。
千枝の夫。
修と千枝の子。
柾川 道代 行一の妹。西洋舞踏が趣味。
年枝の母。行一の祖母。
佳代子 杉並区荻窪に下宿する行一の恋人。女子大の学生。
磯田くに子 行一の1歳年下の友人。東大生。年枝と同郷。
真崎 行一の中学時代の親友。
行一の弁護士。
東京都知事選挙候補者。東大教授。哲学者。共産党員。
東京都知事選挙候補者。S党員。Iのライバル。
逮捕された学生の姉。
逮捕された学生の父。元・将校。
早稲田大学教授。
年枝の友人。婦人作家。故人。
年枝の友人。婦人作家。故人。
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虹よ遥かに 小糸のぶ 東方社
あらすじ
 結婚後数年で3人の子を持つ未亡人となった永島弥生は、デパートの工芸デザイナーとして一人で家計を支えていた。そんな彼女は亡夫の親友・津川泰介と新たな恋が芽生えようとしているが、気難しい年頃となった夫の連れ子の娘や泰介に憧れる遠縁の娘によって邪魔されてしまう…。


 作品の舞台
 由比ガ浜・・・竜村家の別荘に由里や泰介の家族が遊びに行きます。
 登場人物
永島 弥生 「丸島デパート」設計部の工芸デザイナー。36歳。準一・美紀の継母。章の実母。旧姓・中原。
永島 安史 弥生の亡夫。準一・美紀・章の亡実父。会社の課長。病死。
永島 芳江 安史の亡前妻。準一・美紀の亡実母。8年前に病死。
永島 準一 安史の長男。19歳。章の異母兄。
永島 美紀 安史の長女。17歳。章の異母姉。杉並区荻窪にある東京梅光高等学校2年A組生徒。あだ名は「ミッキー」。
永島  章 安史の次男。5歳。準一・美紀の異母弟。
永島 よね 安史の母。63歳。弥生の姑。
永島 義平 よねの兄。伊豆松崎の漁夫。
松野きん子 芳江の妹。準一・美紀の叔母。大阪・千日前にある「お好み焼き屋まつのや」の女将。
松野 君江 きん子の娘。
津川 泰介 安史の親友。弥生の恋人。「山村証券」営業課長。
山路 喜代 泰介の姉。未亡人。旧姓・津川。
小倉 達夫 泰介の従弟。新聞記者。
篠原 悦子 東京梅光高等学校2年A組生徒。美紀の親友。あだ名は「悦チン」。
杉本 勝子 東京梅光高等学校2年A組生徒。あだ名は「スピーカー」。
赤石 春枝 東京梅光高等学校2年A組生徒。
桂 とら子 東京梅光高等学校2年A組生徒。
岡田 東京梅光高等学校教師。2年A組クラス担任。
丸山 健治 東京・大山高等学校3年生。
丸山 克夫 健治の兄。達夫の友人。劇団「国民座」の演出助手。
竜村 由里 泰介の遠縁の娘。23歳。泰介に憧れる。
竜村くに子 由里の母。52歳。
佐々木 「丸島デパート」設計部長。弥生の上司。
高木 久枝 「丸島デパート」設計部員。弥生の助手。
手塚 君子 「丸島デパート」設計部員。弥生の助手。
社長 「丸島デパート」社長。
吉川 省二 上野に住む工芸デザインの大家。
岸本 綾子 弥生の女学校時代の友人。
土屋  進 綾子の従兄。「土屋殖産(株)」取締役。
芝田 土屋の友人。得意客。
田村つや子 新橋のキャバレー「スカーレット」のホステス。秋田生まれ。
竹内 丸の内署刑事。
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朝餉の歌 中村八朗 秋元書房
あらすじ
 槇家の長女・由紀子の様子がおかしく、ベテラン女中の美代がこっそり医者を呼んで見てもらうと彼女が流産していることがわかった。由紀子は父にこのことが言えなかったのだ。そこで美代は他の家の者たちに黙って彼女の様子を見ることにした。すると美代の兄が突然上京し、美代に縁談を持ち掛けてきた…。


 作品の舞台
 鎌倉・・・信太郎と美代の結婚式が鎌倉のY教会で行われました。
 登場人物
槇 由紀子 信太郎の長女。都内で働くタイピスト。
槇 真梨子 信太郎の次女。高校2年生。
槇  秀樹 信太郎の長男で末弟。中学3年生。
槇 信太郎 由紀子・真梨子の父。49歳。妻を亡くしている。
美代 槇家の女中。39歳。
丈之助 長野に住む美代の兄。
富田 次郎 由紀子の同僚。
水上 由紀子に迫る不良青年。
婦人科医 中年の婦人科医。
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心の驟雨 中村八朗 秋元書房
あらすじ
 前夫を空襲で亡くした敬子は前夫の学友・北町春助と再婚したが、敬子の次女・百合子は再婚に大反対だった。そんな彼女は事あるごとに反発するようになったが、ある日母娘げんかをした時に敬子は百合子の頬を叩いてしまう…。


 作品の舞台
 材木座・・・百合子や美奈子たちが海水浴に行きます。
 登場人物
北町 敬子 喬助の妻。元・婦人雑誌の記者。
前夫 敬子の前夫。春美・百合子・常雄の亡実父。空襲で死亡。
北町 喬助 敬子の夫。大学教授。前夫の学友。
北町 春美 敬子の長女。20歳。丸の内で働くOL。
北町百合子 敬子の次女。18歳。高校3年生。
北町 常雄 敬子の長男で末弟。9歳。
岸 美奈子 百合子の親友で同級生。
美奈子の母。
川島 雄二 美奈子の従兄。私立大学の学生。
松本 達夫 川島の大学の同級生。