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あらすじ
青年画家の湯本竹園は上野で行われる展覧会に向けて「初陣」という作品の仕上げにかかっていた。そして展覧会では絵画仲間の沢谷雪堂の作品「召集」と共に2作品が金牌を受賞した…。
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| 作品の舞台 |
鎌倉・・・北川や沢谷たちが写生に行きます。
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| 登場人物 |
| 湯本 竹園 |
青年画家。青年日本画会のメンバー。 |
| 沢谷 雪堂 |
湯本の絵画仲間。青年日本画会のメンバー。 |
| 加藤 香山 |
湯本の絵画仲間。青年日本画会のメンバー。 |
| 川田 春波 |
湯本の絵画仲間。青年日本画会のメンバー。 |
| 北川 秋草 |
湯本の絵画仲間。青年日本画会のメンバー。 |
| 水野 |
湯本の絵画仲間。青年日本画会のメンバー。 |
| 大村 貞蔵 |
番町に住む富豪。青年日本画会の支援者。 |
| 大村 乙江 |
貞蔵の娘。 |
| 田村夫人 |
湯本の支援者。 |
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あらすじ
水泳部の顧問をつとめる安井は生徒たちと共に寄宿舎で暮らしているため、生徒たちの悩みを抱えていた。そんな彼は毎年夏休暇の間、鎌倉の円覚寺で過ごすことになった…。
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| 作品の舞台 |
円覚寺・・・夏の休暇中に安井は寺の小さな庵を借ります。
松慶寺・・・安井は釈師を訪ねます(架空の寺名)。
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| 登場人物 |
| 安井 |
英語教師。水泳部顧問。生徒を監督すると共に寄宿舎暮らし。 |
| 彼 |
水泳部生徒。寄宿舎暮らし。 |
| 木村 |
水泳部生徒。彼の同級生。寄宿舎暮らし。 |
| ×× |
水泳部生徒。寄宿舎暮らし。 |
| 釈宗演 |
松慶寺で暮らす臨済宗の高僧。円覚寺派管長。 |
| 和尚 |
円覚寺の僧。43歳。 |
| 青年 |
円覚寺の宿泊者。東京生まれ。 |
| 学生 |
円覚寺の宿泊者。 |
| 鉄心 |
浄心寺の修行僧。 |
| 松峯 順一 |
文芸誌「S」誌の同人。 |
| 妻 |
順一の妻。 |
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あらすじ
不器用で真面目過ぎる生活をしていた止紀子に、親友の庫子たちが男友達を紹介するのだが…。
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| 作品の舞台 |
北鎌倉・・・名雪の従兄が暮らしています。
長谷・・・名雪宅があります。
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| 登場人物 |
| 夫 |
「大阪商船」の船員。 |
| 止紀子 |
夫の妻。 |
| 息子 |
夫の子。3歳。 |
| 母 |
止紀子の母。 |
| 嫂 |
止紀子の2歳上の義姉。 |
| 庫子 |
止紀子の親友。23歳。 |
| K |
庫子の元恋人。新進画家。 |
| はん子 |
止紀子の専門学校時代の友人。 |
| 名雪 |
庫子の友人。鎌倉市長谷に住む。 |
| 吉岡 |
庫子の友人。新聞記者。 |
| 愛宕 |
庫子の友人。三田の電気局の職員。 |
| 従兄 |
名雪の従兄。北鎌倉に住む。 |
| 妹 |
名雪の妹。 |
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あらすじ
授業をサボりがちな医学生・下島は、淀橋にあるアパートへ通っていた。そのアパートは自立した女たちが暮らし、彼はヒモ生活同然の生活を送っているのだ…。
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| 作品の舞台 |
鎌倉・・・Mは鎌倉に別荘を持っています。
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| 登場人物 |
| 下島 |
怠惰な医学生。鞆絵のヒモ。 |
| 加治 |
下島の友人。医学生。 |
| 植村 |
下島の友人。医学生。 |
| 鞆絵 |
下島の恋人。新宿にあるベビーショップの店員。淀橋にあるアパートの1階に住む。 |
| 奈々子 |
鞆絵の姉。鞆絵と同居。 |
| U |
アパートの1階の住人。おかっぱ頭の女性。 |
| S |
アパートの2階の住人。女性民謡詩人。 |
| 木村 |
アパートの2階の住人。Sの友人。 |
| 姉 |
Sの姉。向島に住む外科医の妾。 |
| 兄 |
下島の兄。 |
| M |
銀座のカフェMのマスター。 |
| 緑朗 |
Sの元夫。生活派の中堅歌人。 |
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あらすじ
新橋駅前ビルディングにある「片野自然香料研究所」で女性事務員の募集を行なったところ、ひとりの若い女性が応募してきた。彼女はこの春に女学校を卒業したばかりの逸見葉子という女性で、しっかりした性格の働き者だった…。
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| 作品の舞台 |
鎌倉・・・片野は中学生に日曜日に鎌倉へ遊びに行こうと誘います。
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| 登場人物 |
| 片野 栄作 |
新橋駅前ビルディングにある「片野自然香料研究所」の所長。大森に住む。 |
| 逸見 葉子 |
「片野自然香料研究所」の女性事務員。三姉妹の長女。 |
| 逸見恵美子 |
女学校3年生。三姉妹の次女。 |
| 逸見 順子 |
三姉妹の三女。 |
| 母 |
三姉妹の母。 |
| W |
農場の顧問技師。栄作の先輩。 |
| 中学生 |
農場の友人の弟。栄作と同居するT中学の2年生。 |
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あらすじ
僕の友人の杉浦の家から三ヶ月前に飛び出した書生・布川郁三から手紙を届いた。杉浦夫妻は不在で令嬢の和訶子がその内容を見ると郁三が病気になり助けてほしいということだった…。
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| 作品の舞台 |
鎌倉・・・郁三は小さな別荘を借りて暮らしています。
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| 登場人物 |
| 僕 |
物語の語り手。 |
| 杉浦 |
僕の友人。代議士。 |
| 杉浦夫人 |
杉浦の妻。 |
| 杉浦和訶子 |
杉浦の娘。 |
| 婆や |
杉浦家の婆や。 |
| 女中 |
杉浦家の女中。 |
| 布川 郁三 |
杉浦家の書生。杉浦の遠縁。 |
| 吉原 鎭雄 |
元・杉浦家の書生。 |
| 布川 静枝 |
郁三の親戚。杉浦の遠縁。 |
| 岩岡 裕亮 |
静枝の婚約者。蒲田に住む有名俳優。 |
| 北川佐一郎 |
和訶子の婚約者。医学生。 |
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あらすじ
この頃長男の様子がおかしく、父であるわたしに対して八つ当たりばかりしている。そこでわたしは長男を鎌倉の病院に入院させたが、彼は山へ逃げてしまった…。
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| 登場人物 |
| わたし |
物語の語り手。焼鳥屋主人。 |
| 長男 |
わたしの長男。18歳。 |
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あらすじ
20年前に誘拐された柴山家の娘・いさをが、突然大木平之助と一緒に柴山家に現れた。柴山家の妻・香代子の甥で新聞記者の牧田峰夫は大木の正体を調べることにしたが…。
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| 登場人物 |
| 柴山 雄造 |
上海にある「満井商会」上海支店の支店長。 |
| 柴山加代子 |
雄造の妻。 |
| 柴山 雄一 |
雄造の長男。海軍大尉。 |
| 柴山いさを |
雄造の長女。雄一の妹。7歳の時に誘拐され行方不明。 |
| 李 |
柴山家の阿媽(中国人女中)。 |
| 絹子 |
柴山家の女中。 |
| 牧田 峰夫 |
加代子の甥(妹の子)。「極東新聞」社会部記者。 |
| 青木 |
「極東新聞」写真部カメラマン。 |
| 大木平之助 |
いさをと共に現れた謎の男。 |
| 丸岡 正明 |
陸軍中佐。峰夫の先輩。 |
| 王 |
中国人組織「簧幇」の首領。 |
| 朱紅飛 |
「簧幇」の幹部。 |
| 余漢方 |
中国人将校。 |
| 呉東城 |
中国人将校。 |
| ブライアン夫人 |
イギリス人。諜報部員。 |
| ヒギンズ |
ブライアンの友人。 |
| 山代 |
柴山家の主治医。 |
| 別荘番 |
別荘番の爺さん。 |
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あらすじ
友人の遠山に伊東温泉へ誘われた私は松川にある旅館にたどり着いた。伊東はわたしにとって依然小学校教師として赴任していた地で、教え子だった小川美禰子が温泉街の売れっ子芸者「はじめ」として活躍していることも耳にしていた。するとその夜私は美禰子との再会を果たすことになった…。
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| 登場人物 |
| 私 |
物語の語り手。小学校の教師。 |
| 遠山 |
私の恩師。鎌倉・材木座に邸を持つ広島文理科大学教授。 |
| 遠山 啓子 |
遠山の娘。 |
| 小川美禰子 |
伊東温泉の芸者屋「吉水」の売れっ子芸者「はじめ」。18歳。私の元教え子。 |
| 養母 |
美禰子の養母。「吉水」の女将。 |
| 女中 |
伊東・松川の旅館の女中。 |
| 三浦 |
新聞社文化部記者。遠山の担当。 |
| 名取 |
駒場に住む遠山の女友だち。 |
| 風間 |
啓子の友人。 |
| 校長 |
以前私が赴任していた伊東の小学校の校長。 |
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あらすじ
弟妹が早逝したためひとり息子として大切に育てられた川村文彦は夏に鎌倉の別荘へ行った際、気高き女性・藤田貴和子と出会った。しかし周囲の期待とは相反してお互いの性格の不一致で恋仲にはならなかった。そして別荘から戻った文彦は発熱を発症してしまう・・・。
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| 作品の舞台 |
鎌倉・・・川村家の別荘があります。
由比ガ浜・・・光彦と貴和子が浜辺で語り合います。
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| 登場人物 |
| 川村 文彦 |
大学生。後に商事会社社員。 |
| 川村 驍 |
文彦の父。工業会社のベテラン専務。 |
| 川村 きよ |
文彦の母。驍の妻。 |
| 藤田貴和子 |
驍の仕事相手。気高き性格。 |
| 矢代 譲 |
文彦の悪友。粗暴な性格。 |
| 川村つる子 |
文彦の妻。 |
| 川村 勉 |
文彦の長男。 |
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あらすじ
瀬戸内海にある小さな島にあるM村小学校の女性教師・生駒いくのは突然本日付で退職し何の当てもなく上京した。そして彼女は都内に住む画家・有馬邦彦の内弟子として絵の勉強をすることになったが…。
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| 登場人物 |
| 生駒いくの |
瀬戸内の小島にあるM村小学校の女性教師。26歳。2年生担当。 |
| 校長 |
M村小学校の校長。ヤギ髭。 |
| 有馬 邦彦 |
芝山内に住む有名な洋画家。 |
| 有馬夫人 |
邦彦の妻。 |
| 高木 |
谷中の下宿に住む邦彦の内弟子。 |
| 赤井 啓介 |
いくのの最初の夫。託児所を経営。 |
| 太郎 |
啓介といくのの息子。 |
| 田島 順吉 |
いくのの2番目の夫。画家。 |
| 住職 |
静岡にある浄雲寺の住職。 |
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あらすじ
都内近郊に住む岡本家は元気な祖母・岡本あさまと妻に死なれた息子・鍋作、そして5人の孫たちと暮らしていた。長女・正子は診察に行った際、病院の跡取り息子・佐貫次郎に見初めらるが、後日新聞社で会った正子の双子の妹・槇子を彼女と間違えその気風のいい性格に惚れ直していた。一方槇子の恋人で同僚の安藤三郎は、家庭的な性格の正子に心を惹かれてしまう。そんな4人がお見合いをすることになった…。
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| 作品の舞台 |
鎌倉・・・正子・槇子・次郎・三郎のお見合いが行われます。
鶴岡八幡宮・・・4人はお見合いの前に参詣します。
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| 登場人物 |
| 岡本あさま |
岡本家の祖母。しっかり者。 |
| 岡本 鍋作 |
あさまの息子。「白光ゴム」の万年係長。 |
| 岡本むつ子 |
鍋作の亡妻。 |
| 岡本 正子 |
鍋作の長女。槇子の双子の姉。22歳。丸の内の銀行員。家庭的な性格。 |
| 岡本 槇子 |
鍋作の次女。正子の双子の妹。22歳。新聞社の記者。男勝りな性格。 |
| 岡本 千曲 |
鍋作の長男。20歳。大学生。 |
| 岡本 渚 |
鍋作の三女。17歳。高校生。女子野球部員。 |
| 岡本 木工 |
鍋作の次男。10歳。小学生。 |
| 安藤 三郎 |
槇子の恋人で同僚。 |
| 佐貫 |
鎌倉にある「佐貫病院」の院長。 |
| 佐貫 葉子 |
佐貫の妻。歌舞伎好き。 |
| 佐貫 次郎 |
佐貫の跡取り息子。 |
| 庄田 善吾 |
岡本家の隣人。失業中。 |
| 庄田 きり |
善吾の妻。 |
| 杉山 |
港区麻布に住む「白光ゴム」重役。 |
| 杉山夫人 |
杉山の妻。 |
| 杉山みどり |
杉山の娘。正子の大学時代の友人。 |
| 平山 |
外科医。 |
| 健児 |
木工の友だち。 |
| 山田 |
木工の友だち。 |
| 富田 |
木工の友だち。 |
| 富岡 |
木工の友だち。 |
| 高橋 |
木工の友だち。 |
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あらすじ
大学時代を過ごした北海道に赴任されバリバリ仕事をこなしていた「新川鉱業(株)」の社員・福光久寿男の東京本社への転勤が決まった。そして本社に各グループ会社の敏腕社員たちが集められ、久寿男の仕事が会社の親元・新川財閥の家史編纂だったことに彼は疑問をもった。どうやらその裏には財閥の総帥・新川宗十郎の三女・紀久子の婿探しの要素もあるようで…。
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| 登場人物 |
| 福光久寿男 |
「新川鉱業(株)」北海道支所のモーレツ社員。28歳。 |
| 新川宗十郎 |
新川財閥の総帥。渋谷松濤町に住む。 |
| 新川宗太郎 |
宗十郎の長男。新川本社の常務取締役。 |
| 長女 |
宗十郎の長女。他家へ嫁ぐ。 |
| 次女 |
宗十郎の次女。他家へ嫁ぐ。 |
| 新川紀久子 |
宗十郎の三女。21歳。未婚。 |
| 岩田 |
新川本社の家史編纂課長。 |
| 橋本 |
「新川鉱業(株)」社長。 |
| 甲斐 |
「新川化学工業(株)」社長。 |
| 山本 |
「新川金属工業(株)」社長。 |
| 永岡 賢治 |
「新川金属工業(株)」九州工場長。 |
| 角田 |
「新川商事(株)」社長。 |
| 諸口 |
「新川電機(株)」社長。 |
| 辻元 和弘 |
「新川化学工業(株)」社員。 |
| 石田 |
「新川化学工業(株)」社員。 |
| 根本 敏明 |
「新川商事(株)」社員。 |
| 広瀬 元夫 |
「新川不動産(株)」社員。 |
| 桜井 忠之 |
「新川電機(株)」社員。 |
| 大賀 正子 |
小樽のバーのホステス。24歳。 |
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あらすじ
おれはある事件で収監されて十数年経ち死刑執行の日が近づいてきた。そしてある日を境に毎晩昔のことや家族のことが頭に浮かぶのだった…。
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| 作品の舞台 |
腰越・・・おれの次兄の家や彼女の家があります。
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| 登場人物 |
| おれ |
物語の語り手。死刑が宣告された囚人。 |
| 母 |
おれの母。80歳。鎌倉市腰越に住む。 |
| 長兄 |
おれの長兄。 |
| 次兄 |
おれの次兄。 |
| 姉 |
おれの姉。修道尼。 |
| 彼女 |
鎌倉市腰越に住むおれの恋人。 |
| 刑務所長 |
おれが収監される刑務所長。 |
| 管理部長 |
刑務所の管理部長。 |
| 保安課長 |
刑務所の保安課長。 |
| 区長 |
刑務所の区長。 |
| 中林 |
刑務所の神父。 |
| 二瓶 |
刑務所の看守。 |
| 垣内 |
刑務所の囚人。 |
| 河野 |
刑務所の囚人。 |
| 片桐 |
刑務所の囚人。 |
| 大田 |
刑務所の囚人。 |
| 松下 |
刑務所の囚人。刑死。 |
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