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あらすじ
鎌倉の胡桃台にある滝川邸では、親族たちが集まり、妙子と平田の婚約話がすすめられた。そしてその夜、ライフルを持った強盗が滝川邸を襲い、平田に重傷を負わせ、婚約記念のネックレスを奪っていった。数日後、犯人からネックレスと現金の交換要求の電話が滝川邸に入り、真一は犯人の指定した場所へ向かうことになった・・・。
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作品の舞台 |
若宮大路・・・滝川真一は、犯人からの電話で若宮大路に呼び出されます。
六角ノ井・・・真一は、犯人からの更なる連絡で、六角ノ井に移動します。
百八やぐら・・・百八やぐら付近で男の死体を発見した真一は、散策に来ていた一組のアベックと出会います。
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登場人物 |
滝川 春男 |
日本棋院の重鎮。囲碁9段。 |
滝川 正子 |
春男の妻。 |
滝川 真一 |
春男の長男。「大日本薬品化学」嘱託。 |
滝川かおり |
真一の妻。 |
滝川 妙子 |
春男の長女。 |
滝川 治郎 |
春男の次男。学生。 |
平田 隆 |
妙子の婚約者。 |
咲子 |
滝川家のお手伝い。 |
南郷十三郎 |
洋画界の大立て者。治郎の師。 |
山岡錦十郎 |
鎌倉在住の映画俳優。 |
井上 孝次 |
横浜山下町のバーバー「フィガロ」の主人。 |
葉山 勇 |
日東銀行支店長。 |
杉田 茂 |
鎌倉の「大野屋銃砲店」店員。 |
祖父江年男 |
「湘南港湾作業」作業員。 |
井馬国太郎 |
横浜の港湾作業員。 |
桂川みちる |
新進女優。 |
村野 律子 |
女性カメラマン。 |
富長 |
大毎新聞社会部記者。 |
大貫 |
棋士。囲碁9段。 |
梅沢 |
棋士。囲碁1級。 |
若林 |
神奈川県警部長刑事。 |
杉本 |
神奈川県警刑事。 |
角田 幸夫 |
警視庁第二機動隊巡査。 |
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あらすじ
道真は貴子と海水浴の最中、睡眠薬を飲んで意識を失う服部珠代を助けた。その頃、立正寺の境内では、全裸の男の溺死体と手首をつながれ失神している東谷朋子が発見された。死体の体内からは、何故か真鶴岬の海水が検出される・・・。
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作品の舞台 |
由比ガ浜・・・「菅原薬局」があります。また、由比ガ浜の海岸で道真と貴子は珠代を助けます。
七里ガ浜・・・立原直志三尉の実家があります。
立正寺・・・紫陽花で有名な慶雲山立正寺(架空の寺名)は、常盤口から鎌倉山への上り口にあります。
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登場人物 |
菅原 道真 |
湘南大学文学部哲学科助教授。 |
菅原 貴子 |
道真の妻。28歳。「菅原薬局」を経営。薬剤師。 |
菅原 愛 |
貴子の実母。「菅原薬局」を手伝う。 |
服部 珠代 |
私立三省女子高校2年生。 |
神野 竜子 |
珠代の親友。 |
麦田 善安 |
「立正寺」住職。 |
東谷軍次郎 |
立正寺の隣人。「日本経済研究所」主宰。 |
東谷 朋子 |
軍次郎の妻。 |
梶井 努 |
軍次郎の秘書。 |
扇田進太郎 |
朋子の父。元・駐米大使、衆議院議員。病死。 |
有馬八十雄 |
朋子のボーイフレンド。「東関貿易」専務。 |
井上 文夫 |
朋子のボーイフレンド。 |
吉沢 道正 |
朋子のボーイフレンド。 |
沢村八重子 |
朋子の友人。 |
田代 |
海上自衛隊横須賀第三潜水隊所属。潜水艦くろしお艦長。 |
木島 |
海上自衛隊横須賀第三潜水隊所属。一佐。潜水艦くろしお司令。 |
遠藤 |
海上自衛隊横須賀第三潜水隊所属。三佐。潜水艦くろしお副艦長。 |
久保寺 |
海上自衛隊横須賀第三潜水隊所属。一尉。潜水艦くろしお乗員。 |
立原 直志 |
海上自衛隊横須賀第三潜水隊所属。三尉。潜水艦くろしお乗員。29歳。 |
長谷部 |
海上自衛隊横須賀第三潜水隊所属。三尉。潜水艦くろしお乗員。 |
松本 |
海上自衛隊呉地方総監部所属。三佐。 |
立原 正助 |
直志の父。65歳。 |
尾上 道行 |
道真の父。 |
尾上 忠義 |
道真の兄。 |
尾上 操 |
道真の姉。 |
高塚 知彦 |
貴子の従姉弟。城東大学芸術学部学生。 |
畠山 実 |
城東大学芸術学部学生。 |
中村 昇 |
城東大学芸術学部学生。 |
中村 孝 |
昇の従兄弟。 |
竹之内虎次郎 |
保守党幹事長。 |
大山 修吉 |
保守党代議士。次期総裁候補。 |
鈴鹿亜矢子 |
横浜関内のクラブ「京」のホステス。 |
木下 恵一 |
道真の高校時代の友人。東京陸運局勤務。 |
望月 十郎 |
大学受験を三浪後、無職。22歳。 |
長谷川幸平 |
平塚に住む詩人。 |
青木 |
鎌倉のホテル「ブルーパール」のルームサービス係。 |
垣崎 |
「協友銀行」支店長。 |
下村 |
「協友銀行」次長。 |
西小路 |
「東洋宝石㈱」社長。 |
南田 |
西小路の手下。チンピラ。 |
柳川 |
西小路の手下。チンピラ。 |
甘粕 重雄 |
「日海不動産」社長。 |
黒沼 仙吉 |
「日海不動産」課長。 |
兼子 司朗 |
「八州塗料㈱」社員。 |
立川 澄子 |
「八州塗料㈱」社員。 |
木村 |
喫茶「白旗」のウエイトレス。 |
小早川 |
個人タクシー運転手。 |
快仙 |
相模湖近くの寺の住職。 |
鈴木 善宏 |
真鶴に住む釣り人。 |
希世子 |
真鶴で殺された女。 |
渋江徳太郎 |
鎌倉署警部。 |
殿村 辰雄 |
鎌倉署部長刑事。 |
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あらすじ
公太郎の事務所に、瀕死の一色三郎が現れ、その後息を引き取った。公太郎は三郎が働く「春日病院」の院長から、三郎が入院患者の寿美の資産問題に関わっていたという。さらに、資産問題に関わっていた公太郎の友人、檜垣も何者かに殺されてしまう・・・。
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作品の舞台 |
大船駅・・・探偵の神里公太郎の「神里探偵事務所」は、大船駅に程近い横浜市にあります。
鎌倉山・・・南部寿美は、鎌倉山にある南部侯爵家の別邸を本宅にしています。 |
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登場人物 |
神里公太郎 |
「神里探偵事務所」を営む私立探偵。30歳。 |
神里 邦夫 |
公太郎の子。「みどり幼稚園」年中組。4歳。 |
神里亜久里 |
公太郎の姪。「神里探偵事務所」を手伝う。20歳。 |
川北れい子 |
「みどり幼稚園」の保母。邦夫の担任ではないが邦夫に慣つかれている。 |
河中 俊吾 |
「湘南私立探偵協会」副会長。藤沢に事務所を持つ私立探偵。 |
春日 |
「春日病院」院長。 |
望月 |
「春日病院」副院長。 |
一色 三郎 |
「春日病院」事務員。 |
南部 寿美 |
「春日病院」の入院患者。南部侯爵家の末裔。 |
吉田 |
入院中の寿美の世話をする元ナース。 |
茂木 |
南部家の雑役婦。 |
中田 |
南部家の雑役婦。 |
ジョージ・ナンブ |
ロサンゼルスに住む寿美の孫。 |
大津田 |
ジョージの後見人。 |
小堺 徳子 |
寿美の養女となる予定の女。 |
高見 銀三 |
徳子の後見人。「高見不動産」社長。 |
石母田 貢 |
「神奈川経営クラブ」会長。寿美の友人。 |
森木 |
「神奈川経営クラブ」会員。 |
杉沢鏡太郎 |
奈良県飛鳥にある南部家の山小屋の管理人。 |
早川 |
奈良県桜井市にある「三輪牧舎」の職員。 |
檜垣 光一 |
関東財務局国有財産係職員。公太郎の友人。 |
馬場 |
神奈川県警警部。 |
上林 |
奈良県警警部。 |
富島 |
奈良県警警部補。 |
道躰 |
鎌倉署警部。 |
童森 |
鎌倉署警部。 |
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あらすじ
柏木太陽は、元同僚の渡辺公一とともに、鎌倉シネマワールドへ取材に出かけた。しかし、そこで公一は毒を塗ったボールを誰かにぶつけられ、その毒によって意識不明になってしまった。太陽は、いとこの陽一が院長をつとめる鶴来総合病院へ公一を連れて行き、早目の処置によって公一は一命を取り留めた。そして、太陽は陽一たちの手助けで事件の謎に挑むが、そこに公一と関係のある6人の女たちが現れた・・・。
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作品の舞台 |
鎌倉シネマワールド・・・柏木太陽と渡辺公一は、二人で鎌倉シネマワールドへ取材に出かけます。
鎌倉プリンスホテル・・・太陽、陽一、春花、公一と6人の女たちが集まったホテルで、また惨劇が起こってしまいます。 |
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登場人物 |
柏木 太陽 |
関東新聞社文化部記者。 |
柏木 陽一 |
柏市の鶴来総合病院院長。太陽のいとこ。 |
水沢 春花 |
鶴来総合病院のリエゾンナース。陽一の片腕的存在。 |
渡辺 公一 |
関東新聞社学芸部記者。 |
木村 弘子 |
関東新聞社学芸部記者。 |
須川 恵美 |
関東新聞社社会部記者。 |
岩倉 加津 |
関東新聞社総務部員。 |
秋田 年子 |
ホワイト銀行窓口係。 |
高沢 味知 |
鎌倉在住の新進画家。 |
赤司 文代 |
湘花高校国語教師。 |
後藤 |
鎌倉南署部長刑事。 |
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あらすじ
小田原藩奥右筆・大川浄蓮の息子、犬山蓮次郎は、父の仇を追って諸国行脚の旅をしていた。そんな中、父と親交のあった東禅寺の住職が、有力なてがかりがあると聴き、相州へ向かうことになった。その旅の途中、蓮次郎は腰越に向かう富山の薬売りのお静と知り合った・・・。
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作品の舞台 |
腰越・・・蓮次郎は以前お静が寝泊まりしていた腰越の民家に向かいます。
補陀落寺・・・東禅寺を出た蓮次郎とお静は途中、補陀落寺(補陀洛寺)の方向に向かって手を合わせます。
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登場人物 |
犬山蓮次郎 |
小田原出身の若武者。天涯孤独の身。本名「大川浄之進」。 |
お 静 |
蓮次郎が旅の途中で知り合った富山の薬売り。実は富山藩の忍。 |
大川 浄蓮 |
蓮次郎の父。元・小田原藩奥右筆。馬入川で斬死。 |
大川蓮太郎 |
蓮次郎の兄。流行病で死亡。 |
名 峰 |
相州杉田の東禅寺の住職。浄蓮と親交があった。 |
一 念 |
東禅寺の納所坊主。寺の庶務などを務める。 |
伍 平 |
相州釜利谷の明観寺の鉱泉宿の差配。 |
陳 可 葉 |
相州釜利谷の圓海院のお灸の先生。 |
前田 利聲 |
第12代富山藩主。 |
前田 利保 |
第10代富山藩主。利聲の父。 |
お梅の方 |
利保の側室。 |
堀田貫兵衛 |
富山藩国家老。 |
飛田 兵部 |
富山藩江戸詰家老。 |
稲葉 正巳 |
館山藩主。 |
大久保忠真 |
小田原藩主。 |
中町堀右衛門 |
小田原藩表右筆。 |
二宮金次郎 |
小田原藩士。 |
さね千代 |
小田原の公娼。 |
酒林甚左衛門 |
「名残り紙の甚左」とよばれる酒屋。 |
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