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あらすじ
8月のある日、研究所員の木下と相川は鎌倉にある所長の柴山の別荘へ向うが、そこで見たこともない柴山の遠縁にあたる美しい少女・折口一枝と出会った。翌日、2人は後から駆けつけた女性事務員たちと海水浴に出かけたが、その砂浜で一枝が心臓を匕首で刺され殺されてしまう。その後、遺体と対面した柴山は一枝のことを「見たこともない娘」というのだが・・・。
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作品の舞台 |
腰越・・・柴山の別荘でもある「東京原子工業研究所夏期鍛錬寮」は、腰越にあります。
由比ガ浜・・・木下や相川たちが海水浴に出かけた由比ガ浜で、一枝が殺されてしまいます。
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登場人物 |
木下 健次 |
「東京原子工業研究所」所員。 |
柴山 達夫 |
「東京原子工業研究所」所長。 |
相川 二郎 |
「東京原子工業研究所」所員。 |
澤田 昇三 |
「東京原子工業研究所」実験主任。 |
島田 良子 |
「東京原子工業研究所」研究助手。 |
川井 智子 |
「東京原子工業研究所」事務員。会計係。 |
近田 文子 |
「東京原子工業研究所」事務員。 |
山本 百合 |
「東京原子工業研究所」事務員。 |
加藤 昌子 |
「東京原子工業研究所」事務員。 |
柴山 迪子 |
達夫の一人娘。 |
折口 一枝 |
達夫の遠縁にあたるという美しい少女。17~8才。 |
大内 重作 |
別荘の管理人。片腕がない。 |
大内 夫人 |
重作の妻。がっしりとした浅黒い女。 |
日下部 |
柴山の小使。 |
宮野 |
株屋。夏期だけ水泳教師をしている。 |
富井 |
相川の大学時代の旧師。 |
井関 淳平 |
「帝都新報」東亜部記者。相川の学友。 |
木下 聡子 |
健次の姉。小石川にある健次の実家「木下医院」で暮らす。 |
生方 |
「木下医院」の近所に住む未亡人。 |
杉本 |
生方の親戚。木下の父の囲碁仲間。 |
折口 常子 |
一枝の母。 |
加藤 昭雄 |
迪子の従兄。 |
王 栄光 |
上海の紳商。 |
倉橋 英輔 |
財界の名士。 |
倉橋不二子 |
英輔の娘。 |
森矢 |
「低温工業」社員。 |
松野 五郎 |
神奈川県警察部刑事。 |
月澤 俊平 |
探偵。富井の友人。 |
山形 |
俊平の助手。 |
キヨ |
俊平の小使をつとめる少女。 |
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あらすじ
美知子の誕生祝いに鎌倉へやってきた私と照夫は、健二からある相談を受けた。早くに亡くなった父母からの遺産となる大きな真珠が何者かに狙われているというのだ。真珠のことを知っているじいやや黒木のことが気になりつつも、美知子の誕生祝いを始めようとしたその時、一発の銃声が聞こえた。金庫の前でじいやが銃で撃たれて殺されているのだ・・・。
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作品の舞台 |
鎌倉・・・鎌倉にある窓を開ければ海が見える丘の上に、健二や美知子たちが住む家があります。 |
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登場人物 |
私 |
この物語の書き手。 |
吉村 照夫 |
少年探偵。私の友人。 |
健二 |
照夫と同級で古い友人。 |
美知子 |
健二の妹。 |
じいや |
健二の家の使用人。 |
黒木十兵衛 |
健二のおじ。 |
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あらすじ
貨物船の船長をしている金丸は、100回目の航海を終えると職を辞して安住の地を探すことにした。そして『湘南のカマキューラ(原文のまま)』にある稲村ガ崎に小さな家を建てた。そんな金丸が、銀座へ買い物に行った際に立ち寄った喫茶店の天井についていた旋風機をえらく気に入ったようで、早速旋風機を注文したのだが・・・。
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作品の舞台 |
稲村ガ崎・・・金丸は稲村ガ崎の突端に小さな家を建てます。
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あらすじ
胸の病でサナトリウムに療養中の鷺太郎は、体の具合もよくなってきたので海岸を歩いてみることにした。病院暮らしの彼にとって夏の海岸で躍動する若い男女の姿はとても刺激的だった。そんな砂浜で、何人もの男たちが目を奪われるほど美しい少女・瑠美子が殺されてしまうが、群衆の中にかつて彼をペテンに掛けた山鹿の姿があった・・・。
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作品の舞台 |
鎌倉・・・鷺太郎が療養するサナトリウムは鎌倉にあるようです。
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作品中には「鎌倉」という表記はありません。
K町 → 鎌倉
I岬 → 稲村ガ崎
Y海岸 → 由比ガ浜
Z海岸 → 材木座
と思われますが、「となりのG町」というのは何処のことでしょう?
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登場人物 |
白藤鷺太郎 |
胸の病でサナトリウムに療養する青年。 |
澤村 春生 |
サナトリウムの院長の息子。鷺太郎の学友。 |
畔柳 |
サナトリウム副院長。 |
山鹿 十介 |
かつて鷺太郎をペテンに掛けた男。 |
婆や |
山鹿邸の使用人。 |
田母澤源助 |
鷺太郎の叔父。 |
大井瑠美子 |
東京の実業家・大井家の長女。 |
芳っちゃん |
瑠美子と海水浴に来ていた少女。 |
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