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あらすじ
大学卒業後、職もないまま過ごしていた貧乏書生の人見広介は大きな夢を持っていた。その夢とは「美しい理想郷」を作り上げることなのだが、当然そのようなものを手がける財力などあるわけもなかった。しかし学生時代に自分と瓜二つといわれた大富豪の菰田の死を知った人見は、ある企みを思いつく…。
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作品の舞台 |
大船・・・一芝居うった人見は、大船の安宿で一日を過ごします。
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登場人物 |
人見 広介 |
貧乏書生。理想郷(ユートピア)を夢見る。 |
菰田源三郎 |
M県随一の富豪。人見と大学の同級。容姿が人見と瓜二つ。 |
菰田千代子 |
源三郎の妻。22歳。 |
北見小五郎 |
文学者。 |
東小路 |
伯爵。源三郎の妹の嫁ぎ先。 |
角田 |
菰田家の使用人。 |
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あらすじ
貿易会社に勤める蓑浦金之助は、同僚のタイピスト・木崎初代と恋仲になった。しかし初代に猛烈なプロポーズをする男が現れる。それは蓑浦の学生時代の先輩だった諸戸だった。蓑浦は諸戸が初代との間を引き裂こうとして行っている行為だと感じていた。その初代が自宅の寝室で刺殺死体で発見された。敵討ちをしたいと考えた蓑浦は、友人の素人探偵・深山木幸吉に事件の調査を依頼するのだが、その深山木も海水浴客でごった返す海水浴場の中、白昼堂々殺されてしまう…。
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作品の舞台 |
鎌倉・・・深山木が殺されたのは、鎌倉の海岸です。
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登場人物 |
蓑浦金之助 |
丸の内にある貿易会社「S・K商会」のクラーク。25歳。 |
木崎 初代 |
蓑浦の恋人。「S・K商会」のタイピスト。 |
諸戸 道雄 |
蓑浦の学生時代の友人。医科大学の研究室に勤める科学者。 |
諸戸丈五郎 |
和歌山の岩屋島に住む道雄の父。 |
諸戸 高 |
和歌山の岩屋島に住む道雄の母。 |
深山木幸吉 |
蓑浦の友人。素人探偵。 |
K |
「S・K商会」の庶務主任。 |
友之助 |
鶯谷の「尾崎曲馬団」に所属する少年軽業師。12歳。 |
助八 |
岩屋島にある諸戸家の使用人。 |
おとし |
岩屋島にある諸戸家の使用人。 |
おくみ |
岩屋島にある諸戸家の使用人。 |
およね |
岩屋島にある諸戸家の使用人。 |
六 |
岩屋島にある諸戸家の使用人。 |
秀 |
諸戸家に住むシャム双生児。女。 |
吉 |
諸戸家に住むシャム双生児。男。 |
シゲ |
諸戸家に住むかたわ者。カエルのように四足で飛び歩く。 |
徳 |
岩屋島の住人。 |
北川 |
渋谷署刑事。 |
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あらすじ
松村は甲田伸太郎とともに、鎌倉にある結城弘一邸で学生生活最後の夏休みを満喫していた。ある夜、弘一が父親の書斎で足を狙撃され重傷を負う。どうやら強盗が書斎を物色しているところに弘一が入り、足を撃たれたようだったが、何故か強盗は目の前にあった現金よりも、金色に光るものばかり盗んでいった。入院先の弘一は警部からの情報などをもとに推理し、ある結論に達するのだが…。
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作品の舞台 |
由比ガ浜・・・結城邸は、由比ガ浜と片瀬の中間のところにあります。
鎌倉外科病院・・・弘一が何者かに足を撃たれ担ぎ込まれます。
鎌倉警察署・・・弘一が重傷を負った事件を解決するため、波多野警部が出動します。 |
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登場人物 |
結城 少将 |
陸軍省軍務局の軍人。 |
結城 夫人 |
少将の妻。 |
結城 弘一 |
少将の息子。 |
結城志摩子 |
弘一の従妹でもあり許嫁でもある。孤高の身で結城邸に引き取られている。 |
琴野 |
志摩子の友人。 |
北川 |
退役軍人。 |
常 |
結城家の下男。 |
赤井 |
結城家に逗留している少将の知人。 |
甲田伸太郎 |
商事会社に入社予定の青年。 |
琴野三右衛門 |
鎌倉の大地主。 |
琴野 光雄 |
三右衛門の息子。 |
波多野 |
鎌倉署警部。 |
松村 |
この物語の書き手。 |
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あらすじ
私が富山県魚津で蜃気楼を見に行った際、汽車の車内で40歳とも60歳とも見える紳士と出会った。すると彼は額縁のようなものを窓に向けて立てかけている様子だった。そして夕暮れになるとそれを風呂敷に包んでしまったので、中身は何かと尋ねたところそれは一組の男女の押絵細工だった…。
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作品の舞台 |
鎌倉・・・押絵となった兄を新婚旅行に連れていくため、紳士は鎌倉へ行きます。
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登場人物 |
私 |
物語の語り手。 |
紳士 |
押絵を持って旅をする男。 |
兄 |
紳士の兄。 |
お七 |
兄が一目惚れをした押絵細工の娘。 |
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あらすじ
極度の人嫌いである柾木愛造は、唯一の友人である池内光太郎から、幼なじみの文子が「木下芙蓉」という名前で女優として活躍していることを聞いた。早速二人は彼女が出演する舞台を見に行くが、柾木にとって初恋の相手だった芙蓉は美しく成長しており、彼は恋慕の情を再燃させる。しかし芙蓉は池内と恋愛関係にあり、それを知って二人をストーキングしていた柾木はついに彼女に対する所有欲を爆発させてしまう…。
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作品の舞台 |
鎌倉・・・愛造と芙蓉は、池内と3人で鎌倉へ行く約束をします。
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登場人物 |
柾木 愛造 |
天涯孤独の青年。極度の人間嫌いで土蔵にひきこもっている。 |
木下 芙蓉 |
人気上昇中の女優。本名・木下文子。柾木の小学校の幼なじみで初恋相手。 |
池内光太郎 |
柾木の唯一の友人。商事会社の支配人。柾木とはあらゆる点で正反対の存在。 |
婆さん |
愛造の世話をする老女。 |
お神さん |
氷屋の女。 |
店員 |
医療器械店の店員。 |
警官 |
吾妻橋近くの巡査。 |
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あらすじ
ある年の春、金製の仮面をつけた怪人物『黄金仮面』が各地で出没する事件が起きていた。そんな彼が上野公園の大博覧会で展示されていた国産大真珠「志摩の女王」を盗み出し大騒動をおこした。すると次の彼の狙いは、日光山中C湖畔に住む鷲尾侯爵家の財宝だという噂がたった…。
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作品の舞台 |
大船観音・・・黄金仮面が盗んだ宝の隠し金庫である『白き巨人』を、『横浜の少し向こうの神奈川県O町』にある
『丘の中央に奈良の大仏よりも大きい』『コンクリートの大仏様』と描いています。 (『』内は原文のまま)
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登場人物 |
明智小五郎 |
名探偵。 |
浪越 |
警視庁H捜査課係長。警部。明智の無二の親友。 |
黄金仮面 |
神出鬼没の怪人物。金製の仮面をつけている。 |
鷲尾 正俊 |
日光山中C湖畔に住む侯爵。 |
鷲尾 美子 |
正俊の一人娘。19歳。 |
小雪 |
美子のお気に入りの侍女。20歳。 |
千秋 |
イギリスに留学中の美子の婚約者。美子の従弟。正俊の亡妹の息子。 |
三好 |
鷲尾家の執事。天理教に狂信する老人。 |
木場 |
三好が鷲尾家に呼んだ天理教の教師。 |
大鳥喜三郎 |
麹町に住む有名な大富豪。一男二女を持つ。 |
大鳥不二子 |
喜三郎の長女。22歳。 |
尾形 |
大鳥家の執事。 |
お豊 |
不二子の乳母。 |
青山 |
大鳥家の書生。柔道2段。 |
川村 雲山 |
麹町区М町に住む彫刻界の大元老。東京美術学校名誉教授。 |
川村 絹枝 |
雲山の一人娘。 |
ルージェール |
F国大使。伯爵。 |
浦瀬 七郎 |
F国大使館の邦人書記官。ルージェールの腰巾着。 |
B |
英国大使館一等書記官。 |
エベール |
元パリ警視庁刑事部長。 |
粂さん |
消防夫。梯子乗りの名人。 |
シャプラン |
フランス人飛行家。 |
アルセーヌ=ルパン |
フランスから日本へ遠征に来た大怪盗。 |
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あらすじ
「レビュー界の女王」と謳われる浅草歌劇の踊り子・水木蘭子は、内弟子とともに上野の美術館に訪れた。美術館では秋の展覧会が開かれ、蘭子をモデルとした裸像彫刻も飾られていた。しかし蘭子はそこで、気味の悪い盲人の紳士が裸像を撫で回しているのを見てしまう…。
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作品の舞台 |
由比ガ浜・・・第3の殺人となる、胴体のない女性の死体が発見されます。
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登場人物 |
水木 蘭子 |
浅草・帝都座に出演するレビューの女王。 |
真珠 夫人 |
カフェ「パール」のマダム。 |
大内 麗子 |
美人寡婦。未亡人。 |
沢 君子 |
蘭子の内弟子。16歳。 |
小村 昌一 |
蘭子の愛人。 |
松崎 |
未亡人。 |
下田 |
未亡人。 |
里見 雲山 |
彫刻家。 |
首藤 春秋 |
彫刻家。 |
盲獣 |
謎の盲人紳士。 |
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あらすじ
銀行頭取の布引庄兵衛は、ある夜8日前に亡くなったはずの一人娘の照子が車で連れ去られる場面を目撃した。さらに庄兵衛のもとに照子の声で電話が入り、彼女の身代金の要求を受けた。早速彼は身代金の受け渡し場所となった空家へ出向くのだが、そこで照子の死骸と殺されたばかりの彼女の許嫁・鳥井純一の死体を発見する…。
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作品の舞台 |
鎌倉・・・喜多川夏子邸があります。
鎌倉の海岸・・・蘭堂が海岸に行くと、空飛ぶ謎の飛行機が黒煙をはいて「KYOFUO(恐怖王)」と描くのを見ます。 |
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登場人物 |
大江 蘭堂 |
探偵小説家。30歳。 |
花岡 京子 |
蘭堂の恋人。華族の一人娘。声楽家。 |
花岡 伯爵 |
京子の父。 |
花岡 夫人 |
京子の母。伯爵の妻。 |
喜多川夏子 |
鎌倉の屋敷に一人で住む未亡人。大江の著書の熱心な愛読者。 |
布引庄兵衛 |
布引銀行頭取。 |
布引 夫人 |
庄兵衛の妻。 |
布引 照子 |
庄兵衛の一人娘。 |
鳥井 純一 |
照子の許婚。布引銀行の社員。眉目秀麗、才知縦横の好青年。 |
黒瀬 正一 |
岡山出身の美術学生。 |
黒瀬 三吉 |
「恐怖王」の手下。正一の弟。ゴリラのような顔ですばしっこい。 |
荒目田 |
「恐怖王」の手下。ロイド眼鏡の男。 |
写真師 |
布引家ご贔屓の写真屋。 |
S |
警視庁捜査課長。 |
K |
警視庁捜査課刑事。 |
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あらすじ
明治43年、客船の海難事故に乗じて友人の有明男爵を殺した大曾根五郎は未亡人となった男爵の妻・京子と再婚、有明家の財産を手に入れた。京子には男爵との間に友之助、五郎との間に隆一という子供がいた。しかし友之助が厄介の種となっていた五郎は友之助を闇へ葬ろうとするが、その後彼は有明家の家扶・久留須によって護られ育てられた。そんな友之助と竜次は青年となり名前を変え、飛行機競技会で運命の再会を果たすのだが…。
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登場人物 |
有村 清 |
文武両道の正義の青年紳士。東京大学史学部卒業。K飛行研究所の一等飛行士。幼名・有明友之助。 |
大野木隆一 |
殺人事務所所長。「悪魔の渦巻」の首領。赤岩曲馬団出身の曲芸師・手品師。本名・大曾根竜次。 |
有明 友定 |
男爵。有村の父。 |
有明 京子 |
友定の妻。友定との間に友之助を産み、その後再婚相手の五郎との間に隆一を産む。 |
大曾根五郎 |
友定の友人。友定の死後、京子と再婚する。 |
久留須左門 |
有明家の家扶。 |
やよい |
有明家の小間使い。 |
庭師 |
大曾根家の庭師の老人。 |
辻堂作右衛門 |
白髪白髭の老人。守銭奴。 |
星野清五郎 |
作右衛門の従弟。左目を失明している。 |
星野 真弓 |
清五郎の一人娘。 |
伊賀屋伝右衛門 |
江戸幕府の御用商人。清五郎の祖父。 |
斉藤 吟月 |
伝右衛門の遺産について日記に記した幕末の人物。 |
花菱ラン子 |
レビュー界の女王。 |
水上 鮎子 |
レビューガール。ラン子と舞台共演する。 |
河合 鞆絵 |
ラン子の親衛隊「花菱会」の委員長。 |
河合 |
鞆絵の父。N紡績会社専務取締役。 |
杉崎 瞳 |
「花菱会」会員。豪商の令嬢。 |
野沢 |
瞳の親類のN大学の学生。 |
K |
レビューの舞台監督。 |
一寸法師 |
隆一の手下。 |
北村 |
隆一の手下。 |
三ちゃん |
隆一の手下。 |
成瀬 |
工学博士。 |
北川 |
N新聞の記者。 |
簑浦 |
東北生まれの古仏像の蒐集家。 |
沖野 |
レビューの観客。春日町に住む。 |
明智小五郎 |
名探偵。名前のみの登場。 |
中野 |
柴区М町に住む探偵。明智の知人。 |
Y |
元警視総監。 |
大矢 |
警視庁刑事部長。 |
中村善四郎 |
警視庁警部。捜査一課捜査係長。 |
木下 |
警視庁刑事。 |
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あらすじ
法医学界の権威・宗像隆一郎は、名探偵・明智小五郎が海外出張で留守の間、川手家に届いた脅迫状に関する事件の調査を依頼された。その復讐鬼は珍しい三重渦状紋という指紋を持ち宗像を再三にわたり翻弄させるのだが、とうとう第一の殺人事件がおきてしまう…。
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作品の舞台 |
鎌倉・・・竜子と須藤が鎌倉を散策した日に、殺人事件がおきます。
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登場人物 |
宗像隆一郎 |
法医学博士。法医学研究や探偵事業のため、丸の内に「宗像研究室」を開設。 |
川手庄太郎 |
H製糖(株)取締役。47歳。 |
川手 妙子 |
庄太郎の長女。 |
川手 雪子 |
庄太郎の次女。 |
川手庄兵衛 |
庄太郎の亡父。元・山本商会の使用人。山本商会社長夫妻を惨殺、牢獄で病死。 |
山本 |
元・山本商会の使用人。その後社長となるが、同僚だった庄兵衛に惨殺される。 |
山本 満代 |
先代山本商会社長の娘。山本の妻。 |
山本 始 |
山本の長男。 |
山本 京子 |
山本の長女。始の妹。 |
北園 竜子 |
青山高樹町に住む美貌の華道師匠。 |
北園 弓子 |
竜子の亡母。26年前に死亡。 |
お里 |
元・北園家のお手伝い。老女。 |
須藤 |
竜子の恋人。 |
木島 |
宗像研究室の助手。 |
小池 |
宗像研究室の助手。 |
林 |
宗像研究室の新しい助手。25歳。 |
近藤 |
宗像の知人。外見は庄太郎とそっくり。 |
佐藤恒太郎 |
丸の内に勤める会社員。 |
明智小五郎 |
名探偵。 |
小林 芳雄 |
明智の助手。 |
中村善四郎 |
警視庁捜査一課捜査係長。 |
徳永 |
警視庁刑事。 |
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あらすじ
生きていくことが嫌になった浩一は、唯一の親類の伯父のヘソクリ10万円を持ちだし、一人旅に出ていた。そして所持金もなくなり、自殺を考えるようになっていた彼が銀座を歩いていると、ショーウインドを眺める大柄で洋装の婦人と出会った…。
『女妖』の上編に似ているが若干登場人物が違う未完で未発表の作品。
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作品の舞台 |
鎌倉の大仏・・・胎内回帰願望がある浩一は、大仏の中に入りたいという想いが高ぶり、何度も鎌倉に行きます。
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登場人物 |
青山 浩一 |
自転車商会の事務員。 |
相川スミエ |
麹町一口坂に住む謎の女。 |
伯父 |
浩一の伯父。 |
宮城 圭助 |
宮城貿易商社社長。 |
皆川 |
碌々商会常務。 |
愛子 |
圭助の妾。 |
孝ちゃん |
神田のバー「ブルウ・エンゼル」マスター。 |
河合 |
私立探偵。 |
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あらすじ
20年前、『黄金仮面』で怪盗アルセーヌ=ルパンと名探偵・明智小五郎の対決によって取り戻された国産大真珠「志摩の女王」が再び展示会から盗まれた。さらに「灰色の巨人」と名乗るその怪盗は、銀座の宝石店でも宝石を強奪した。怪盗に興味を持っていた明智は早速調査に乗り出すが、「灰色の巨人」は少年探偵団員の園井の父が持つ「にじの宝冠」に狙いを定めていた…。
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作品の舞台 |
大船観音・・・灰色の巨人が盗んだ宝の隠し金庫は、『横浜から五キロほどむこうの』
『コンクリートでできた高さ十数メートルの有名な観音さまの座像』と描いています。 (『』内は原文のまま)
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登場人物 |
明智小五郎 |
名探偵。 |
小林 芳雄 |
明智の助手。少年探偵団のリーダー。 |
灰色の巨人 |
宝石を盗み出す怪盗。 |
園井 正一 |
少年探偵団員。中学1年生。 |
父 |
正一の父。「にじの宝冠」を所有。 |
母 |
正一の母。 |
大賞堂 |
銀座の宝石店「大賞堂」の店主。 |
女中 |
「大賞堂」につとめる女中。 |
真珠王 |
三重県に住む富豪。大真珠「志摩の女王」を所有。 |
松村 |
宝石職人。真珠王の真珠工場の職長。 |
支配人 |
真珠の展覧会が行われていたデパートの支配人。 |
店員 |
デパートの店員。 |
元刑事 |
真珠の展覧会の警備員。 |
首領 |
大僧正のような姿をした白ヒゲの老人。その正体は…? |
長野 |
首領の一番の部下。 |
大男 |
西郷隆盛の銅像のような大男。「灰色の巨人」の仲間。 |
一寸法師 |
30代の顔をした小男。「灰色の巨人」の仲間。 |
にじの女王 |
サーカス団の赤い女王の服を着た少女。「灰色の巨人」の仲間。 |
ゾウつかい |
上野動物園のゾウつかいの名人。 |
紳士 |
銀座を歩いていた紳士。 |
青年 |
銀座を歩いていた青年。 |
若い女 |
「大賞堂」に来た女性。 |
男 |
神社にいた赤いしまの服の男性。 |
女中 |
園井家の女中。 |
タクシー運転手 |
タクシードライバー。明智の知り合い。 |
中村善四郎 |
警視庁警部。 |
係長 |
警視庁捜査課の係長。 |
刑事 |
警視庁捜査課の刑事。 |
おまわりさん |
水上警察署のおまわりさん。 |
シャーロック |
探偵犬。明智の知り合いの愛犬家の飼い犬。 |
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あらすじ
新宗教の熱狂的信者である妻を嫌っている会社社長・伊勢省吾は、自身の若い秘書・沖晴美と不倫関係を続けていた。そんなある日、晴美のアパートに省吾の妻・友子が押し掛け暴れまわるうちに、省吾は妻を絞殺してしまった。友子の死体を処理するため、省吾は車に死体を運び都下の山間部にあるダムに向かうのだが、その途中新宿の十字路で自動車事故に巻き込まれてしまう…。
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作品の舞台 |
鎌倉・・・友子の葬儀後、省吾は晴美と結婚し鎌倉に住むことを夢見ます。
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登場人物 |
伊勢 省吾 |
「伊勢商事」社長。41歳。 |
伊勢 友子 |
省吾の妻。36歳。「日輪教」静岡支部最高顧問。狂信者。 |
沖 晴美 |
省吾の秘書。25歳。省吾とは愛人関係にある。 |
真下 幸彦 |
商業美術家。 |
相馬 芳江 |
幸彦の恋人。洋裁店「カズミ・マリー」のデザイナー。25歳。 |
相馬 良介 |
芳江の兄。抽象派の画家。 |
香住万里子 |
西銀座の洋裁店「カズミ・マリー」の社長。 |
南 重吉 |
銀座にある「南探偵事務所」の社長。私立探偵。35~6歳。 |
和子 |
伊勢家の女中。友子の遠縁。 |
桃子 |
新宿のバー「桃色」のマダム。 |
黒沢 |
省吾の知人。 |
田中 倉三 |
都下の山間部にある藤瀬部落に住む白痴の大男。 |
島村たみ子 |
青山のアパート「若葉荘」の向かいのアパートに住む主婦。 |
山際 |
たみ子が住むアパートに住む主婦。 |
松葉づえのマリ子 |
新宿の娼婦。 |
花田 |
警視庁警部。35~6歳。 |
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あらすじ
ある日、少年探偵団のメンバー・ポケット小僧は、古い洋館の窓にライオンに襲われそうになっている女の子の姿を見かけた。そこで彼は警官を連れて洋館を訪ねるのだが、中にいた主人から「女の子もライオンもいない」と言われてしまった。どうしても諦めのつかない彼は、その夜再度洋館に忍び込むが、そこで女の子を館から連れだそうとする黒メガネの男を発見する…。
【『たのしい一年生』昭和34年11月号~昭和35年3月号および
『たのしい二年生』昭和35年4月号~昭和35年12月号に連載】
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作品の舞台 |
大船観音・・・大きな風船で逃げた二十面相を追った警官たちは、観音様の肩に横たわった彼を発見します。
大船・・・大船にある二十面相の隠れ家に侵入した小林少年は、捕まってしまい水責めにあいます。 |
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登場人物 |
小林 芳雄 |
少年探偵団のリーダー。 |
怪人二十面相 |
国際的な大怪盗。変装が得意。 |
ポケット小僧 |
少年探偵団のメンバー。体が小さいため「ポケット小僧」と呼ばれる。氏名は不明。 |
井上 一郎 |
少年探偵団のメンバー。泳ぎがうまい。 |
水野 |
少年探偵団のメンバー。泳ぎがうまい。 |
木下 |
少年探偵団のメンバー。泳ぎがうまい。 |
中村善四郎 |
警視庁警部。少年探偵団の知り合い。 |
女の子 |
古い洋館に囚われの身となっていた少女。 |
手下 |
二十面相の手下。金色の仏像に化ける。 |
手下 |
二十面相の手下。モーターボートを操縦する。 |
黒メガネ |
二十面相の手下。女の子と宝石を交換しようとしている。 |
おじいさん |
古い洋館の主人。 |
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あらすじ
何もかもが嫌になった会社員・青山浩一は叔父の家から50000円を持ち出し放浪の旅に出ていたが、ついにお金も尽きてしまった。彼には以前から美しい女性に飲み込まれたい奇妙な願望があった。そんな彼が銀座を歩いていると、美しい女性に出会った…。
【未定稿】
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作品の舞台 |
高徳院・・・浩一は何度も鎌倉の大仏の胎内に入り、飲み込まれたい願望を充たしていました。
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登場人物 |
青山 浩一 |
会社員。21歳。美しい女性に飲み込まれたい願望がある。 |
相川スミエ |
浩一が銀座出会った美しい婦人。 |
宮城 圭助 |
「宮城貿易会社」社長。 |
愛子 |
圭助の妾。 |
皆川 |
「碌々商会」常務取締役。 |
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