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あらすじ
松本は散歩中に「貸家」の札が貼られている一軒の洋館を見つけた。館の番をしていた青年によると、どうやらこの館には幽霊が出るというのだが…。
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作品の舞台 |
鎌倉・・・松本が散歩中に洋館を見つけます。
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作品中には、
『S湾に沿うて蜿蜒と連なる緑の山道(原文のまま)』
『遠くに富士を見る地点まで来ると(原文のまま)』
美麗な青年が立つ『I岬(原文のまま)』
という記述から、「S湾」→「相模湾」、「I岬」→「稲村ガ崎」とみて鎌倉と判断しました。
信用度60%★★★☆☆ (←管理人判断)
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登場人物 |
松本 |
画家。体が弱い。 |
家村 男爵 |
洋館の主人。 |
家村奈々江 |
17歳年下の男爵の妻。ピアニスト。 |
小城夏太郎 |
美貌のヴァイオリニスト。ハーフ。19歳。 |
小城夏次郎 |
一卵性双生児の夏太郎の弟。19歳。 |
エミリア |
横浜に住む男爵の情婦。ポルトガル人。 |
青年 |
館の番小屋に住む青年。父は家村家出入りの植木屋。 |
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あらすじ
本庄三郎のもとに一通の手紙が届いた。それは昭和12年の秋、彼の周辺でおきた殺人事件の告白が書かれていた・・・。
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作品の舞台 |
鎌倉・・・三郎が住んでいます。
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作品中には、
『K県K市(原文のまま)』
『隣村の山中にあるサナトリューム(原文のまま)』
『Kホテル(原文のまま)』
という記述から、「K県K市」→「神奈川県鎌倉市」、「Kホテル」→「鎌倉海浜ホテル(昭和21年消失)」とみて
鎌倉と判断しました。
隣村のサナトリュームに関しては、当時、逗子町(現・逗子市)にあった「湘南サナトリウム」とみましたが、
これに関しては他の書籍などでは「山中にある」というよりは
「海浜のサナトリウム」と表現しているものも少なくありません。
信用度40%★★☆☆☆ (←管理人判断)
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登場人物 |
ガストン・ユノオ |
カルカソンヌの大地主。フランス人。 |
ミシェル・ユノオ |
ガストンの息子。 |
上野 晶子 |
ガストンの内縁の妻。 |
本庄 三郎 |
ガストンの友人。 |
ルイーズ・ペリエ |
レヴィウ(レビュー)団の踊り子。 |
レオン・ド・ブリザック |
ルイーズのパトロン。貴族。 |
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あらすじ
終戦の翌年、私は都会での生活に疲れ、ある漁村に居を構えた。ある日、夜釣りに出かけた私は、地元で「人魚岩」と呼ばれる岩の上に全裸の女性がまるでヴィーナス像のように妖艶な姿で佇んでいるのを目にした…。
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作品の舞台 |
鎌倉・・・戦前、猛と幸子はよく森戸海岸から江ノ島まで遠泳をしました。
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慶応大学の水泳部が、葉山町の森戸海岸から江ノ島の片瀬東浜海岸まで泳ぐ、「葉山―江ノ島遠泳」というものがあるそうで直線距離で約9kmを泳ぎます。明治36年に行われた初回の遠泳では、22名参加中5名完泳、かかった時間が7時間20分という記録があります。防衛大学の1年目の大きな目標の一つが横須賀~猿島往復の約8kmの遠泳というのも見ると、専門的に鍛えてもかなりハードな所業のように思えます。ましてや幸子は男爵家のお嬢様という生活環境では、こういう所業に耐えられる屈強な体質になることが考えにくいのですが…。
昔は今より強い人間が多かったのだといわれればそれまでですが、休み休み泳いだと考えれば、鎌倉市のどこかの海岸で一息ついたかもしれません。
信用度80%★★★★☆ (←管理人判断)
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登場人物 |
私 |
作品の主人公。語り手。 |
岸本 幸子 |
通称「赤屋敷」という館に住む絵描き。 |
岸本 男爵 |
幸子の父。 |
黒田 猛 |
幸子の元恋人。昭和18年ラバウル沖にて戦死。 |
中里 俊次 |
猛の戦友。 |
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あらすじ
怪奇小説家の西村のもとに一通の手記が届いた。それは一人の女から見た恋人のドッペルゲンガー(自己像幻視)についての記録だった…。
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作品の舞台 |
鎌倉・・・真野家の別荘があります。
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作品中には、
『湘南の或る小さな都市(原文のまま)』
『別荘はこのN川の際にあって(原文のまま)』
という記述から、「N川」→「滑川」とみて鎌倉と判断しました。
信用度20%★☆☆☆☆ (←管理人判断)
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登場人物 |
西村 修一 |
怪奇小説家。 |
神田 謙作 |
タップダンサー。31歳。 |
真野 綾子 |
謙作の許嫁。23歳。 |
母 |
綾子の母。 |
小栗千鶴子 |
謙作のアパートの階下の住人。21歳。 |
山田 |
謙作が所属する小隊の軍曹。 |
白井 |
謙作が所属する小隊の兵長。 |
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あらすじ
「探偵雑誌」編集長のRのもとに一通の手記が届いた。それはK県K市に住む作家のT・Nが、昭和16年夏に、自らの周辺でおこった女性連続殺人事件の経緯が書かれていた・・・。
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作品の舞台 |
鎌倉・・・私が住んでいます。
材木座・・・広瀬洋介宅があります。また、田村の塩焼き小屋があります。
大町・・・加藤芳彦宅があります。
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作品中には、
『私が現在住んでいるK県K市の海岸と言えば、有名なサンマァ・レゾォトとして「海の銀座」などと呼ばれ(原文のまま)』
『この市のH町とZ町の中間を流れるN川(原文のまま)』
という記述から、「K県K市」→「神奈川県鎌倉市」、「Z町」→「材木座」、「N川」→「滑川」とみて鎌倉と判断しました。
「H町」に関しては不明。
また広瀬洋介宅がある「Z町」は「材木座」、加藤芳彦宅がある「O町」は「大町」と判断しました。
信用度20%★☆☆☆☆ (←管理人判断)
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登場人物 |
私 |
T火災保険会社の地方課長。「T・N」名義で小説も書く。 |
萩原 幸吉 |
床屋の職人。 |
広瀬 洋介 |
横須賀の中等学校教員。 |
広瀬 清子 |
洋介の妻。元・新劇女優。23歳。 |
加藤 芳彦 |
清子の友人。有閑階級の遊び人。 |
飯田 麻子 |
高等売笑婦(娼婦)。通称「ルミ」。 |
田村 |
Z海岸の塩焼き小屋の主人。 |
仙場 |
アメリカ帰りの奇術師。麻子の同居人。 |
S |
幸吉の友人。植木屋の職人。 |
R |
「探偵雑誌」編集長。 |
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あらすじ
恋愛作家の井川のもとに6年前に別れた女性・芙佐子から一通の手紙が届いた。「また会いたい」と書かれたその手紙を読んだ彼は、人妻となった彼女のことを想い、その返事を書かずにいた。ある日井川は街中で、芙佐子とそっくりな婦人をみかけ、後をつけてみたのだが、彼女は聞いたこともない名前の表札がかかった一軒の家に入っていった…。
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作品の舞台 |
鎌倉・・・井川が住んでいます。
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作品中では、
『湘南の海岸地(原文のまま)』
という記述しかありませんが、イメージ的に鎌倉と判断しました。
信用度20%★☆☆☆☆ (←管理人判断)
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登場人物 |
井川 春雄 |
恋愛作家。独身。 |
中田芙佐子 |
春雄の元恋人。旧姓・山内。 |
中田 周三 |
芙佐子の夫。 |
家政婦 |
井川宅のベテラン家政婦。 |
大沢 |
横浜市南区大岡に住む主婦。 |
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あらすじ
様々な幻影に悩まされる哲次は、しばらくの間鎌倉で療養することになった。そんな中、哲次はその部落に住む一人の若い娘と恋仲になった・・・。
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作品の舞台 |
松葉ガ谷・・・哲次の療養先は松葉ガ谷と思われます。
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作品中では、
『むかし日蓮上人がこの山中の洞窟に隠棲し、ひそかに法華経の講究に耽っていたと言われており、
山中の白猿が木の実その他草木木皮を携え来たって
上人の飢餓を救っていたという伝説がまことしやかに語られて・・・(原文のまま)』
という記述から「松葉ヶ谷」と判断しました。
信用度80%★★★★☆ (←管理人判断)
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登場人物 |
哲次 |
鎌倉へ療養に来た学生。 |
幸代 |
鎌倉に住む娘。19歳。 |
おなほ |
人気者の酒飲みの老婆。 |
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