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恐怖のヨコハマ
第2話 小説家小栗三平のスキャンダル |
北林透馬 |
学風書院 |
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あらすじ
小説家の小栗三平から助けを求める連絡を受けた横浜市警は、彼の自宅で三平の愛人・沢見せい子の死体を発見した。死体の発見者は別の愛人・青葉可恵だった。警察は男女のもつれが原因による可恵の犯行として捜査を進めるのだが、別件の捜査をしていた新聞記者・吉川は取材の結果、せい子の夫を見つけることに成功した…。
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| 作品の舞台 |
鎌倉山・・・三平は鎌倉山に住む元女優の夫人と熱海へ遊びに行きます。
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| 登場人物 |
| 小栗 三平 |
横浜市中区鷺山に住む小説家。女好き。 |
| 小栗麻利子 |
三平の妻。進駐軍関係のクラブのマネージャー。 |
| 沢見せい子 |
三平の愛人。横浜市鶴見区東寺尾に住む「横浜タイムス」婦人部記者。 |
| 青葉 可恵 |
三平の愛人。21歳。中区山下町にある「青葉洋裁店」を姉と経営。 |
| 夫人 |
三平の愛人。鎌倉山に住む夫人。 |
| 加山喜四郎 |
せい子の夫。川崎市にある「タケヤマ製薬」の技師。 |
| 父 |
せい子の父。「タケヤマ製薬」の重役。 |
| 吉川 |
「横浜タイムス」社会部記者。 |
| モリソン夫人 |
中区本牧に住む「青葉洋裁店」の客。 |
| 羽田 |
麻利子が経営するクラブの副支配人。 |
| 深見 |
横浜市警捜査一課強力犯係長。 |
| 奈良 |
横浜市警捜査一課強力犯係班長。警部補。 |
| 司法主任 |
横浜市警捜査一課強力犯係警部補。 |
| 松井 |
横浜市警巡査。 |
| 小島 |
横浜市警巡査。 |
| 友田 |
横浜市警巡査。 |
| 村木 |
横浜市警鑑識課写真班長。 |
| 藤田 |
神奈川県警犯罪科学研究所長。解剖医。 |
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あらすじ
西銀座にある探偵事務所に実業家・加賀山大蔵から後妻・美詠子の身辺調査を依頼された。一方事務所の探偵・野川庄次は謎の女から身辺調査の結果を先に教えてくれないかと誘惑された…。
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| 作品の舞台 |
長谷・・・美詠子の実家があります。
由比ガ浜・・・万里が乗るゴムボートに穴があけられる事故がおきます。
七里ガ浜・・・2人の水死体が発見されます。
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| 登場人物 |
| 高村 信哉 |
西銀座にある「高村探偵事務所」の所長。昨年法科を卒業。 |
| 野川 庄次 |
「高村探偵事務所」調査員。信哉の大学の同級生。 |
| 原島 六郎 |
「高村探偵事務所」調査員。信哉の大学の同級生。 |
| 純子 |
「高村探偵事務所」の階下にある喫茶店の女給。 |
| 高村 綾乃 |
正樹・信哉・梢の母。50歳。 |
| 高村 正樹 |
信哉の兄。35歳。 |
| 高村加奈子 |
正樹の妻。28歳。 |
| 高村 梢 |
信哉の妹。 |
| 早川 進 |
綾乃の末弟。30歳。 |
| 加賀山大蔵 |
「日本通商」社長。世田谷区郊外に住む。 |
| 加賀山美詠子 |
大蔵の後妻。27歳。実家は鎌倉市長谷。 |
| 加賀山万里 |
大蔵の先妻の娘。20歳。 |
| キヨ |
加賀山家の女中。 |
| 慎介 |
美詠子の兄。 |
| 佐伯 徹 |
美詠子の前夫。土木技師。 |
| 黒山 重吉 |
飯場の親分。 |
| 三崎 竜一 |
重吉の手下。 |
| サブ |
池袋界隈で活動する愚連隊。 |
| マダムX |
東銀座にあるナイトクラブ「Z」のマダム。 |
| 秀蘭 |
「Z」の中国人ホステス。 |
| S |
大蔵の密輸仲間。 |
| 大谷 |
警視庁捜査2課刑事。 |
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あらすじ
大学の友人で法科の助教授の秋山が、弁護士のわたしのもとを訪ねた。彼の妻・光江が音信不通となって3日ほど経つというのだ。そこでわたしは彼女の身辺調査をしたが意外な過去が見つかった…。
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| 作品の舞台 |
鎌倉・・・光江はモーテル「シーホーク」から鎌倉へ向かって歩きます。
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| 登場人物 |
| わたし |
弁護士。 |
| 秋山 |
わたしの大学時代の友人。大学の法科研究室の助教授。 |
| 秋山 光江 |
秋山の妻。銀座にあるバー「シモーヌ」の元・ホステス。源氏名は「ミカ」。 |
| 父 |
光江の父。カリエスのため東村山にある療養所に入院中。 |
| 母 |
光江の亡母。7年前に死亡。 |
| 景子 |
光江の友人。 |
| 園部 |
秋山・わたしの大学時代の友人。商社マン。半年前に交通事故死。 |
| マダム |
「シモーヌ」のマダム。 |
| 美容師 |
「シモーヌ」の常連。光江の太客。 |
| 水谷嘉久次 |
元・光江の愛人。33歳。江東区深川に住む造船会社の社長。 |
| 辻井 |
興信所の調査員。 |
| マネージャー |
江の島のドライブ・イン(モーテル)「シーホーク」のマネージャー。 |
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| アルハンブラの想い出 |
石井竜生・井原まなみ |
文春文庫 |
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あらすじ
横浜市・陽光台に住の公営団地に住む14歳の江口徹は脳性小児まひで横臥生活を送り、共働きの両親がいない日中は祖母と静かに過ごしている。ある日山手の住宅地に住む作曲家が殺され、その容疑者のひとりに江口家の階上に住む無名歌手・瀬戸アキラが浮上した。アキラは犯行時にギターをかき鳴らす音と出前で食べた寿司の空き桶をアリバイの証拠として主張するが、徹はある矛盾点を指摘する…。
【第15回「オール讀物」推理小説新人賞受賞作】
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| 登場人物 |
| 江口 徹 |
横浜市磯子区洋光台の公営団地の1階に住む少年。14歳。脳性小児まひで横臥生活。 |
| 父 |
徹の父。フランス料理店のチーフコック。 |
| 母 |
徹の母。会社の経理係。旧姓・高田。 |
| 高田 ハナ |
徹の母方の祖母。日中は徹の世話をする。 |
| 瀬戸アキラ |
江口家が住む公営団地の2階に住む無名歌手。謙介の弟子。本名・浜田二郎。 |
| 原田八重子 |
江口家が住む公営団地の3階に住む主婦。課長夫人。噂話が大好き。アキラの部屋の真上に住む。 |
| 斎藤夫人 |
江口家が住む公営団地の4階に住む主婦。 |
| 息子 |
斎藤夫人の息子。受験生。 |
| 稲沢 謙介 |
中区山手に住む作曲家。39歳。妻と別居し高橋家に同居。 |
| 高橋千鶴子 |
謙介の愛人。29歳。旅行会社社員。 |
| 高橋 和雄 |
相模原市に住む千鶴子の兄。33歳。 |
| 稲沢 文子 |
謙介の妻。41歳。実家の松戸市に住み謙介と別居。 |
| 阿部 貢 |
横浜・山手地区の新聞配達員。25歳。 |
| 宇田 文雄 |
無名の演歌師。22歳。謙介の弟子。 |
| 母 |
アキラの亡母。今治市で一人暮らし。今夏脳卒中で死亡。 |
| 田中 美樹 |
鎌倉市に住むP女子学院高校1年生。16歳。謙介にスカウトされた少女。 |
| 尼僧 |
P女子学院高校に勤めるオランダ人尼僧。 |
| 市村 |
横浜のミュージシャン組合のリーダー。 |
| ツルさん |
ベテランのトランペット奏者。 |
| 管野 道治 |
岐阜生まれの青年ギター奏者。27歳。 |
| 短大生 |
謙介にスカウトされた経験を持つギャル短大生。 |
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あらすじ
H製薬に勤める早野次郎は直属の上司・青木芳雄の次女・よし子と婚約するが、彼のもとに「よし子は結婚相手としてふさわしくない」と何者かから手紙が届く。実はよし子はお嬢さま学校・S学園の仲良し5人組「マリヤ組」のひとりで、大金が必要なので身売りをする娘たちだった…。
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| 作品の舞台 |
由比ガ浜・・・与三郎は息子たちと海水浴に行きます。
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| 登場人物 |
| 青木 芳雄 |
H製薬営業部長。 |
| 青木よし子 |
芳雄の次女。都内のお嬢様学校・S学園の学生。「マリヤ組」のひとり。 |
| 早野 次郎 |
H製薬営業部員。芳雄の部下。よし子の婚約者。 |
| 小川与三郎 |
M重工業総務部長。47歳。 |
| 長男 |
与三郎の長男。高校生。 |
| 次男 |
与三郎の次男。中学生。 |
| 洲崎 弥生 |
S無線工業社長の長女。S学園の学生。「マリヤ組」のひとり。 |
| 伊藤三枝子 |
Yドック専務の長女。S学園の学生。「マリヤ組」のひとり。 |
| 松下ともえ |
H登山鉄道重役の三女。S学園の学生。「マリヤ組」のひとり。 |
| 沢田 貞子 |
銀座沢田屋社長の長女。S学園の学生。「マリヤ組」のひとり。 |
| 三宅とし子 |
貞子の小学時代の友人。ストリートガール。 |
| 沢村 正男 |
次郎の大学時代の友人。法律事務所に勤務。 |
| 女中 |
伊藤家の女中。 |
| 書生 |
伊藤家の書生。 |
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あらすじ
昭和2×年7月、大船駅の爆発事故により被害を受けた少女雑誌編集者の福島弘は、ようやく傷も治り現場復帰をすることができた。しかし彼は火や煙を見ると怖気づくようになってしまった。そんな弘は鎌倉にある担当の作家・西条䔥子邸で彼女の妹夫婦の揉め事に巻き込まれ、妹・直子の放火自殺をする姿を目にしてしまう・・・。
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| 作品の舞台 |
鎌倉・・・西条䔥子邸があります。
大船駅・・・事故の被害者は駅構内の倉庫で手当てを受けます。
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| 登場人物 |
| 福島 弘 |
少女雑誌『女王』の編集者。27歳。䔥子の担当編集。 |
| 西条 䔥子 |
鎌倉に住む少女小説家。 |
| 須田 直子 |
青山に住む䔥子の妹。41歳。 |
| 須田槇之助 |
直子の夫。44歳。画家。 |
| 宇井 滋子 |
䔥子の秘書。 |
| 田中 作蔵 |
西条家の下男。61歳。 |
| 運転手 |
西条家の運転手。 |
| 細谷 |
弘の同僚。 |
| 少女 |
不良少女。スリ。 |
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あらすじ
長野・蓼科で会社重役の草深京三の腐乱死体が発見された。さらに死体を調べるとピストルで撃たれた跡が検出された。女探偵・岸川ますみは以前彼の身辺調査をしたことを覚えていたため、事件の謎に興味をもった…。
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| 作品の舞台 |
稲村ガ崎・・・池沢早苗宅があります。
極楽寺・・・極楽寺坂切通し下で死体が発見されます。
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| 登場人物 |
| 速水多加子 |
銀座にある探偵社「極東シークレットサービス」社長。40歳。未亡人。ますみたちの大学の先輩。 |
| 片桐 弓子 |
「極東シークレットサービス」副社長。37歳。多加子の大学の後輩。多加子と同居。 |
| 岸川ますみ |
「極東シークレットサービス」社員。26歳。多加子の大学の後輩。世田谷区経堂に住む。 |
| 大谷 桃代 |
「極東シークレットサービス」事務員。多加子の大学の後輩。夜間大学生。 |
| 宮坂 |
東調布署捜査課刑事。ますみの友人。 |
| ママ |
世田谷区下北沢の飲み屋「瓢箪」のママ。宮坂・ますみの顔なじみ。 |
| 草深 京三 |
丸ノ内にある「京栄商事」の理財部長。43歳。杉並区高円寺に住む。 |
| 草深 道枝 |
京三の妻。42歳。 |
| 池沢 早苗 |
京三の愛人。26歳。鎌倉市稲村ガ崎に住む古典舞踊白鷺流名取「池沢 千」。 |
| 島 哲也 |
早苗の友人。25歳。左翼団体の構成員。 |
| 轟 逸平 |
早苗の恋人。27歳。SF漫画家。本名・西山逸平。ますみの高校時代の友人。 |
| 黒崎 正吾 |
「東北食品」経理課主任。 |
| 竹内 吏郎 |
「京栄商事」理財部出納課長。40歳。大田区東雪谷に住む。衿子の愛人。 |
| 元木 敬作 |
元「京栄商事」理財部出納課嘱託。2年前に退職。小平市に住む。 |
| 加納 衿子 |
「京栄商事」文書課員。港区南青山に住む。 |
| 亘 智恵子 |
「京栄商事」文書課員。 |
| 元木 久子 |
敬作の妻。 |
| 元木みゆき |
敬作の娘。22歳。小児麻痺で車椅子生活。 |
| 岸川 伸行 |
ますみの父。63歳。大手既製服メーカーの顧問。 |
| 岸川 峰子 |
ますみの母。 |
| 岸川 亨 |
ますみの弟。大学4年生。 |
| 坂口 吉蔵 |
元木家の隣人。 |
| 坂口 八重 |
吉蔵の妻。40歳。 |
| 志村 |
「極東シークレットサービス」の依頼客。60歳。 |
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あらすじ
七里ガ浜沖で鎌倉に住む清掃事務所職員・沼田豊治の溺死体が見つかった。豊治の友人・氏原弘隆や豊治の恋人・晴山真素美は彼の死に疑問をもったが、彼らが調べていくとその裏にはソビエト連邦がロシア帝国完全復元の使命のもと、「エカテリーナ女帝の琥珀の部屋」の秘密を探すために、関係者たちのもとへKGBから工作員を送っていることを知った…。
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| 作品の舞台 |
小町通り・・・弘隆が経営する「氏原ミュージックショップ」や酒場「貌佳草(かおよぐさ)」があります。
鎌倉宮・・・鎌倉宮の裏手に豊治が住むアパートがあります。
七里ガ浜・・・七里ガ浜沖で豊治の死体が発見されます。
由比ガ浜・・・真素美は由比ガ浜と稲村ガ崎の間にあるホテルに宿泊します。
長谷・・・ラド―が宿泊する「旅館箱崎」があります。
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| 登場人物 |
| 氏原 弘隆 |
鎌倉市小町にある「氏原ミュージックショップ」店主。新鎌倉交響楽団のフルート奏者。 |
| 沼田 豊治 |
鎌倉市清掃事務所職員。二階堂に住む弘隆の友人。新鎌倉交響楽団のヴィオラ奏者。 |
| 晴山真素美 |
豊治の恋人。ブティック店員。 |
| レナーテ |
豊治の元婚約者。ドイツ人。炭鉱の監督官の娘。KGBに殺される。 |
| 朝河 雅子 |
「氏原ミュージックショップ」の従業員。音楽短大卒。 |
| K |
「氏原ミュージックショップ」の客。新鎌倉交響楽団のフルート奏者。市内に住む開業医。 |
| 角田 |
弘隆の友人でボート仲間。 |
| 氏原 文夫 |
弘隆の亡父。日本画家。 |
| 氏原 初乃 |
弘隆の母。茶道千家流家元。 |
| 女将 |
小町にある酒場「貌佳草」の女将。 |
| 芝本 賢一 |
弘隆の大学時代の友人。デュッセルドルフ駐在の商社マン。 |
| 男沢 三郎 |
弘隆の知人。エッセンに住む炭鉱労働者。 |
| 男沢モニーカ |
三郎の妻。ドイツ人。 |
| ヤン・ベルジン |
KGBレニングラード支部中佐。 |
| ラド― |
ベルジンの部下。KGB工作員。 |
| 山田 |
私服刑事。KGBの手先。 |
| ジダーノフ |
ソビエト共産党最高指導者。 |
| ドードロフ |
KGB偽情報課幹部。 |
ハインツ・ルードヴィヒ・
シュルホルン |
ミュンヘンに住む無職の男。 |
| カロリーネ・シュペール |
ライプツィヒに住む女性。 |
| クロードヴィヒ・ルドルフ・ミューラー |
ライプツィヒに住む男性。国営書籍出版社の社員。 |
| 早川 |
札幌中央署刑事。 |
| 野々村 |
札幌中央署刑事。 |
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あらすじ
福島県の夏井川渓谷で男性の水死体が発見された。死因は絞殺で死後1~2ヶ月ほど経っていた。被害者の上着のポケットに林野庁職員・沢田の連絡先が書かれた紙切れが入っていたため、警察は沢田を伺うのだが彼には全く身に覚えがないことだった…。
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| 作品の舞台 |
鎌倉・・・鴻二と夏子は鎌倉の美術館へ行きます。
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