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あらすじ
都内で「髑髏のサイン」と名乗る殺人鬼が横行、会社の重役たちを何人も射殺し世間を震え上がらせていた。そして次に標的とされたのは映画会社社長・野屋敷淡二だった。警視庁は総監から事件解決を厳命された牧警部が早速彼の身辺警護にあたった。一方「都新聞」の敏腕記者・五味馨は独自の取材でスター女優・根岸千代の兄・桜井三之助が髑髏のサイン事件に関わっていることを突きとめたが、その三之助が殺されてしまった…。
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作品の舞台 |
鎌倉・・・千代は鎌倉の別邸に五味を誘います。
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登場人物 |
五味 馨 |
芝高輪にある新聞社「都新聞」社会部の敏腕記者。行動力と推理力にあふれている。 |
根岸 千代 |
銀座・木挽町に住む「東海映画」専属のスター女優。鎌倉に別邸を持つ。 |
桜井三之助 |
千代の兄。 |
野屋敷淡二 |
麻布区笄町に住む「東海映画」社長。 |
三崎 幸吉 |
「東海映画」専属の映画監督。 |
寺口 常三 |
「東海映画」撮影所照明係。 |
菅原 |
「都新聞」社長。 |
室井 |
「都新聞」夕刊の編集長。 |
利光 |
「都新聞」社会部長。 |
多田 嘉平 |
渋谷に住むナイトクラブの経営者。裏社会の実力者。 |
深江 |
嘉平の手下。前科者。 |
加瀬 |
嘉平の手下。前科者。 |
曽根敬三郎 |
「秩父紡績」重役。髑髏のサインの被害者。 |
井田 久雄 |
「日本鉱山」重役。髑髏のサインの被害者。 |
関根 |
「天山銀行」頭取。 |
吉田 与一 |
「天然ガス」社長。 |
警視総監 |
警視庁の警視総監。 |
警保局長 |
内務省警保局長。 |
官房長 |
警察庁官房長。 |
衣笠 勝蔵 |
警視庁刑事部長。 |
川越 |
警視庁刑事部警部。 |
佐藤 |
警視庁刑事部警部。 |
近藤 |
警視庁刑事部刑事。 |
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あらすじ
高校3年生の外村勇次は恋人で高校2年生の金山さかえと夏休みに行く旅行へ行く費用を、彼女が通う高校の化学室にある機械を盗んで売り払って作る計画を立てる。そしてある日の夜、勇次は校内の化学室に忍び込んだが、そこでさかえの死体を発見した…。
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作品の舞台 |
材木座・・・丸山はチー坊と材木座の旅館「花菱」で落ち合おうとします。
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登場人物 |
天野 利夫 |
中野にある「緑谷女子学園」化学教師。2年A組担任。豊島区目白に住む。 |
曾宮 |
「緑谷女子学園」教師。2年B組担任。利夫の恋人。文京区大塚に住む。 |
外村 |
「緑谷女子学園」裁縫教師。勇次の母。 |
大島 |
「緑谷女子学園」体育教師。水泳部顧問。 |
倉橋 |
「緑谷女子学園」校長。 |
桶川 |
「緑谷女子学園」教頭。 |
花村和代子 |
「緑谷女子学園」2年A組生徒。17歳。水泳部員。 |
中島 敬子 |
「緑谷女子学園」2年A組生徒。17歳。水泳部員。 |
佐田 康枝 |
「緑谷女子学園」2年A組生徒。17歳。 |
金山さなえ |
「緑谷女子学園」2年B組生徒。17歳。勇次の恋人。 |
奥野すみ子 |
「緑谷女子学園」2年B組生徒。17歳。 |
外村 勇次 |
信濃町にある「大成商業高校」3年生徒。18歳。外村の息子。さなえの恋人。 |
丸山 健一 |
「大成商業高校」3年生徒。18歳。勇次の不良仲間。 |
母 |
利夫の母。東北の小都市に住む。 |
母 |
曾宮の母。娘と同居。 |
姉 |
丸山の姉。ストリッパー。 |
叔母 |
すみ子の母代わりとなる叔母。41歳。新宿でバーを経営。 |
チー坊 |
都内に住む中学3年の女子生徒。 |
及川 |
N署刑事。 |
武藤 |
N署刑事。 |
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あらすじ
都内・茅場町の開業医・芥田永之介は今日も往診に通う日々が続いていた。往診では彼の強みでもある触診で患者の健康を維持していた。そんな彼の患者たちの中には彼の妻・秋代とのつながりもある人たちもいるわけで…。
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作品の舞台 |
鎌倉・・・秋代は鎌倉で遊んだ後に芥田医院に帰ります。
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登場人物 |
芥田永之介 |
都内中央区茅場町にある「芥田医院」の院長。内科医。 |
芥田 秋代 |
永之介の妻。不良仲間とつながりがある。 |
林 美佐 |
「芥田医院」の看護婦。三郎の妹。 |
ハマー |
永之介・秋代の知人。両国橋あたりにいるチンピラ。 |
柳田 |
永之介の4歳年下の友人。R新聞編集局長。 |
向井 利助 |
柳田の中学時代の同級生。プレス工場の工場長。 |
まさ子 |
利助の内縁の妻。 |
好太郎 |
まさ子の連れ子。 |
高山 一成 |
まさ子のヒモ。 |
林 三郎 |
木場のイカダ師。美佐の兄。密輸に手を出す。 |
林 ひろみ |
三郎の妻。 |
小森 信也 |
秋代の愛人。貧乏画家。 |
コマ |
秋代の悪友。信也のパトロン。 |
パール |
秋代の悪友。 |
矢代 かず |
秋代の友人。 |
ヨッタン |
秋代の知人。医者の息子。 |
金彦 |
ヨッタンの不良仲間。 |
チョロ |
金彦の子分。 |
伊能 |
小網町にある「伊能商事」の社長。 |
伊能 茂子 |
伊能の妻。しず子の双子の姉。 |
K よし子 |
Rミュージックホールのストリッパー。茂子の双子の妹。 |
池 よし子 |
港区芝浦に住む「芥田医院」の患者。 |
池 忠七 |
よし子の夫。 |
山口 茂 |
R商事の社員。 |
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あらすじ
渋谷南平台に住む国会議員・岡田秀文は骨董好きで自邸にはいくつもの古美術品が並んでいた。そんなコレクションから2体の福の神像とペルシア製の短剣が盗まれ、秀文は探偵の斎藤源内にその調査を依頼した。しかし源内の調査に全く引っかかるものかがないため、彼は事件解決を趣味とする自由人・杉田三太郎に手助けを求めた…。
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作品の舞台 |
鎌倉・・・三太郎は片瀬から鎌倉まで歩いた2時間を思い出しながら、百貨店内を歩きます。
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登場人物 |
岡田 秀文 |
渋谷南平台に住む「厚伸自動車」の社長。国会議員。骨董蒐集家。 |
先妻 |
秀文の先妻。2年前に心臓を患い病死。 |
岡田 辰栄 |
秀文の後妻。元妾。港区赤坂の料理屋の娘。 |
岡田久美子 |
秀文と先妻の長女。辰栄と同年齢。家事手伝い。 |
岡田 文彦 |
秀文と先妻の長男。久美子の1歳年下。大学4年生。 |
飯野 正 |
秀文の秘書。 |
飯野 明子 |
正の妻。胸を患い山梨の実家で療養中。 |
しま |
岡田家の老女中。 |
村立チエ子 |
秀文の妾。 |
杉田三太郎 |
事件解決に奔走する自由人。貸ボートハウスが住処。正の大学の後輩。
大地主の息子。通称「銀座太郎」。暇があれば銀座の百貨店を歩いている。 |
斎藤 源内 |
神田貝柄町にある「斎藤私立探偵社」の社長。ヘボ探偵。 |
今井晴之介 |
四谷に住む久美子のピアノの先生。 |
江崎 ユミ |
大田区雪谷に住む久美子のダンスの先生。 |
石河 昌義 |
芝佐久間町に住むダンスの先生。 |
白井 |
芝佐久間町に住むダンスの先生。昌義の同僚。 |
多村 |
芝佐久間町に住むダンスの先生。昌義の同僚。 |
倉島 俊吉 |
「厚伸自動車」の会計課長。 |
疋田竹二郎 |
麹町に住む鉄鋼界の大物。 |
呉 |
築地署警部。 |
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あらすじ
作詞家の大井次郎は周囲の人間たちもあきれるほど複数の女遊びにふけるドンファンだった。そんな彼が作詞を担当した「女の花びら」が大ヒットしたのだが、詩の内容は次郎が紅いパンティの女との関係がモデルとなったため、マスコミたちはその女は誰だと騒いでいる。しかしその騒ぎと同時に次郎のもとに謎の男から脅迫電話がかかるようになった…。
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作品の舞台 |
稲村ガ崎・・・砂浜で郁子の死体が発見されます。
七里ガ浜・・・次郎は郁子の鎮魂歌を作りに海岸へ行きます。
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登場人物 |
大井 次郎 |
「デルクス・レコード」専属の作詞家。33歳。奔放な生活をするドンファン。 |
小杉 昌平 |
「デルクス・レコード」専属の作曲家。次郎とのコンビで曲を作る。 |
陣場希美江 |
「デルクス・レコード」専属の歌手。次郎と肉体関係を持つ。 |
雪名 里江 |
「デルクス・レコード」専属の歌手。 |
邦村かすみ |
「デルクス・レコード」専属の新人歌手。 |
花路かおり |
昌平の新妻。「帝宝映画」の新進スター。 |
アーサー沖田 |
「デルクス・レコード」専属バンドのピアニスト。 |
佐倉 八重 |
次郎の本命の恋人。商事会社の英文タイピスト。 |
石川 |
渋谷区笹塚にある「石川砂利販売㈱」のダンプ運転手。35歳。 |
石川夫人 |
石川の妻。39歳。「石川砂利販売㈱」社長。大柄な体格。次郎と肉体関係を持つ。 |
茂山ヒカル |
銀座の喫茶店「シャトォ」の店員。23歳。次郎と肉体関係を持つ。 |
岩戸 進 |
ヒカルの恋人。22歳。テレビタレントの卵。 |
太田美保代 |
Nプロ所属のヌードダンサー。23歳。源氏名「ドロレス太田」。次郎と肉体関係を持つ。 |
太田大五郎 |
美保代の父。飲んだくれ。 |
坂部ゆう子 |
家出娘。次郎と肉体関係を持つ。 |
坂部あき子 |
ゆう子の姉。 |
小川 礼子 |
歌手志望の女性。25歳。次郎と肉体関係を持つ。 |
紺野 澄雄 |
礼子の隣人で婚約者。24歳。工員。 |
篠田ノゾミ |
銀座のデパートのネクタイ売場の女店員。次郎と肉体関係を持つ。 |
篠田 弘 |
ノゾミの兄。 |
篠崎宇喜子 |
バー「うき」のマダム。40歳。次郎と肉体関係を持つ。 |
品田 克己 |
「SKゴム㈱」社長。 |
品田 郁子 |
克己の妻。36歳。次郎と肉体関係を持つ。 |
本多 彰江 |
「本多重工業」社長の末娘。次郎と肉体関係を持つ。 |
横井美屋子 |
倒産した映画会社所属の新人女優。次郎と肉体関係を持つ。 |
高山正之輔 |
「東西新薬㈱」取締役販売部長。 |
高山 昌代 |
正之輔の妻。38歳。次郎と肉体関係を持つ。 |
高山 豊 |
正之輔の従弟。 |
母 |
岡山に住む次郎の母。 |
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あらすじ
古美術蒐集家・桜井修蔵翁がコレクションの一つとしている陶磁の断片を元華族の北淵悦子に200万で譲るというので、売り渡す時の立会人として来てほしいと連絡があった。桜井邸で悦子が懐かしそうな目で陶片を見つめている。幼少時に彼女が過ごしていた芦屋の別荘の壁にこの陶片が埋め込まれていたのだ。しかし悦子は桜井に意外なことを語り始めた…。
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作品の舞台 |
鎌倉・・・海岸で拾った陶磁の断片を、別荘の壁のタイルに散りばめました。
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登場人物 |
私 |
作家。桜井の友人。 |
桜井 修蔵 |
神戸市芦屋に住む「桜獅子酒造」のご隠居。骨董蒐集家。 |
水尾 康義 |
水尾伯爵家当主。妾腹の子。故人。 |
水尾 茂義 |
康義の亡兄。本妻の子。 |
北淵 悦子 |
大田区大森に住む茂義と妾の娘。康義の養女。未亡人。 |
植田 |
製薬会社社長。修蔵の友人。 |
木村 |
目黒区目黒に住む私の友人。 |
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あらすじ
夫になる高史が産んでほしいと願っていた子供を、夏川比呂子は堕胎の手術を受けた。そしてそれを最後に高史は比呂子の前から姿を消した。術後の体調も悪く複雑な心境を持つ中、比呂子は友人の野上と共に高史の友人・波多部が住む高知県中村市へ向かった。するとそこで二人に波多部が殺されたと報せが入った…。
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作品の舞台 |
極楽寺・・・比呂子は寺の門前で万理の赤いクーペを見つけます。
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登場人物 |
夏川比呂子 |
「アン渡辺美容室」新宿店のヘアデザイナー。23歳。 |
利根 高史 |
比呂子の結婚相手。30歳。フリーカメラマン。 |
白坂 万理 |
比呂子の同期で親友。23歳。「アン渡辺美容室」青山店のヘアデザイナー。
高知・大方町生まれ。目黒区中目黒に住む。 |
野上 悟郎 |
比呂子の元恋人。出版社のアンカー。元・女性誌記者。 |
アン渡辺 |
「アン渡辺美容室」代表。58歳。 |
主任 |
「アン渡辺美容室」新宿店営業主任。32歳。アンの愛人。 |
浅野 |
「アン渡辺美容室」新宿店の男性美容師。 |
波多部 昇 |
高史の仕事仲間。30歳。フリーカメラマン。高知県中村市に住む。 |
武井 晋介 |
高史の仕事仲間。フリーカメラマン。豊島区大塚に住む。 |
桐本 孝平 |
高史の仕事仲間。34歳。PR誌編集者。 |
三沢 エミ |
高史の友人。22歳。モデル。 |
月園 蘭 |
比呂子の得意客。宝塚出身の女優。 |
敏江 |
晋介の内縁の妻。 |
松田 |
高知の新聞記者。 |
主人 |
中村市の旅館の老主人。 |
山屋 堅次 |
晋介の友人。麻雀仲間。渋谷周辺のチンピラ。 |
西条 |
万理の友人。CM制作専門のプロデューサー。 |
田口 |
万理の友人。カメラマン。 |
小池 |
万理の友人。カメラマン。 |
須田テル子 |
渋谷のスナック「グロス」のママ。 |
林 |
週刊誌編集者。 |
大場 |
中村署部長刑事。 |
横森 |
大塚署刑事。 |
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あらすじ
高校3年生の大木美知子は5年前に太宰治の墓参のため高校のクラスメイト2人と三鷹の禅林寺を訪ね、5年後に再び寺を訪ねようと約束した。そしてその5年後フリーライターとなった美知子が寺を訪ねると、5年前に寺で出会った元恋人・宮下和則からクラスメイトのひとり・野坂ひろみが失踪したことを知らされた。その後、杉本という男に津軽へ連れ去られたことを調べ、宮下と共に津軽へ向かうが、その途中の権現崎でひろみの水死体が発見される…。
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登場人物 |
大木美知子 |
フリーライター。23歳。太宰治ファン。 |
鬼頭亜沙子 |
美知子の高校時代のクラスメイト。23歳。港区青山のバー「亜沙」のママ。太宰治ファン。 |
野坂ひろみ |
美知子の高校時代のクラスメイト。23歳。太宰治ファン。 |
宮下 和則 |
明大前に住むひろみの夫。美知子の元恋人。W大学西洋哲学科卒。 |
野坂 和江 |
宇都宮に住むひろみの母。「太宰文学研究会」メンバー。 |
野坂 葉子 |
ひろみの伯母。和江の2歳年上の姉。35年前に入水自殺。 |
高橋エリカ |
PR誌出版社「HAL企画」社長。33歳。独身。 |
新名 太郎 |
「HAL企画」専属カメラマン。25歳。 |
川上 勘六 |
東京高検の検事長。55歳。「太宰文学同好会」メンバー。 |
川嶋 |
「太宰を語る会」代表。 |
尾之崎誠司 |
「尾上春司」の名前で活躍する文芸評論家。「太宰を語る会」中心メンバー。 |
桑田 武 |
化粧品会社社長。「太宰を語る会」中心メンバー。 |
秋山 登 |
鎌倉に住む画商。「太宰を語る会」メンバー。 |
石田 武光 |
名古屋にある鉄工所の経営者。「太宰を語る会」メンバー。 |
北之家平吉 |
「太平建設」取締役部長。「太宰を語る会」メンバー。 |
高川 悟 |
津軽・中里に住む男性。「太宰を語る会」メンバー。 |
古池 拓蔵 |
「太宰を語る会」メンバー。 |
島村 宏 |
「太宰を語る会」メンバー。 |
高橋 慎一 |
「太宰を語る会」メンバー。 |
太田 宏行 |
「太宰文学研究会」主宰。 |
若林 忠春 |
美容師。「太宰文学同好会」メンバー。 |
青野 忍 |
「太宰文学同好会」メンバー。 |
杉本 英成 |
元PR誌制作会社社長。現在無職。 |
佐藤 五郎 |
津軽・義経寺近くの昆布加工所の所長。 |
三船ともえ |
ママさんタレント。 |
野見 燿子 |
人気女流作家。 |
山根 |
暴力団「新東会」構成員。 |
竹中 |
暴力団「新東会」構成員。 |
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あらすじ
仕事で1ヶ月ほど滞在していた霧多布を離れる前日の夜、弁護士の宗像光生はバーのママ・三室雅代から相談を受けた。それは彼女の婚約者・松宮道久が自殺をしたが、その死に疑問があるというのだ。宗像が調べてみると事件の裏側には松宮の父・泰三郎の殺人罪への再審請求が絡んでいると思われた…。
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作品の舞台 |
材木座・・・香織が経営する「剣崎水産」があります。
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登場人物 |
宗像 光生 |
サラ金会社「シークレット・タコム」の顧問弁護士。35歳。 |
楯岡 |
「シークレット・タコム」常務取締役営業部長。 |
葛巻 享治 |
「シークレット・タコム」の取り立て役のチンピラ。光生の事務所に寄り付く。 |
六浦 るみ |
錦糸町にある「宗像法律事務所」の雑用係兼電話番。 |
海部欣四郎 |
タレント弁護士。光生の仕事仲間。 |
三室 雅代 |
北海道・霧多布のバー「みむろ」のママ。28歳。 |
松宮 道久 |
雅代の婚約者。昆布漁師。1ヶ月前に自殺。 |
松宮泰三郎 |
道久・めぐみの父。昆布漁師。20年前に殺人罪で服役。 |
笹山 志乃 |
泰三郎の元妻。めぐみの実母。 |
松宮めぐみ |
葛飾区立石に住む道久の妹。伝書鳩が趣味。 |
北原 健造 |
泰三郎の漁師仲間。20年前に泰三郎に殺害される。 |
北原 香織 |
健造の亡妹。健造の死の3ヶ月後に死亡。 |
藤沢房之助 |
元・霧多布の派出所の巡査。泰三郎の事件の担当。日南市飫肥に住む。 |
藤沢芙由子 |
房之助の娘。 |
御垣守 連 |
東京地検特捜部長。検察のプリンス。 |
徳森 恒次 |
健造の同級生。高知・宿毛市にあるキャバレー「ニューライオン」の会長。 |
高岡 |
宿毛市役所の職員。 |
女将 |
宿毛市の旅館「長瀬旅館」の女将。 |
桑田 和江 |
志乃の友人。 |
桑田 |
和江の夫。 |
西川 |
めぐみの家の大家。 |
真田 |
釧路市のタクシー会社「大洋ハイヤー」の運転手。 |
辻川 達也 |
京都大学法学部教授。 |
久堀 |
岡山・日生にある「久堀歯科医院」の院長。 |
田口 とよ |
日生諸島・黒島のはまち養殖所の作業員。62歳。 |
波佐間 将 |
日生諸島・黒島のはまち養殖所の作業員。32歳。 |
城野ジュン |
銀座のバー「カラーサ」のホステス。 |
僧 |
静岡・松崎町にある白壁山浄雲寺の僧。 |
鈴江 省吾 |
西池袋署刑事。 |
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あらすじ
1ヶ月前に母が蒸発したことで光一の妹・明子がイジメられて学校へ行きたくないと言い出した。父・光男は仕事が忙しくて何もしてくれないので、光一が母を探す決意を固めるが、ひとりではお金も無いし何も行動できない。そこで親友の姉・和田重子やそのボーイフレンド・熊沢猛たちの力を借りて光一は母親探しの旅に出発するが、名古屋市熱田区の運河で母・百合子の水死体が発見されたと報せが入った…。
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登場人物 |
中川 光一 |
光夫の長男。小学5年生。妹思いの正義漢。 |
中川 光男 |
光一の父。40歳。商社マン。 |
中川百合子 |
光一の母。元・出版社「泰西社」の翻訳担当。1ヶ月前に蒸発。新潟生まれ。 |
中川 明子 |
光一の妹。小学3年生。 |
富永 靖彦 |
明子のクラスのイジメっ子。親がPTA会長。 |
富永 悠子 |
靖彦の母。東西大卒。中川家の子どもたちをよく思っていない。 |
丸井 |
光一たちが通う小学校の教頭。 |
黒柳 |
光一たちのクラス担任。 |
末広 |
明子のクラス担任。 |
和田 |
光一の親友のクラスメイト。実家は酒屋。 |
和田夫人 |
和田の母。酒屋を手伝う。 |
和田 重子 |
和田の姉。早稲田大学1年生。ハードボイルド好き。男勝り。合気道3段。 |
熊沢 猛 |
重子の先輩でボーイフレンド。早稲田大学2年生。 |
宮内 高志 |
光一の親友でクラスメイト。母子家庭。 |
宮内夫人 |
高志の母。高校の社会科教師。 |
尾形 |
「泰西社」編集長。 |
長尾 |
「泰西社」編集者。元・百合子の仕事仲間。 |
広瀬 |
光男の上司。 |
松本 薫 |
東西大学文学部助教授。43歳。元・百合子の恋人。英国留学中。 |
樋口 義男 |
東西大学文学部教授。鎌倉市由比ガ浜に住む。 |
樋口 直子 |
義男の娘。 |
吉岡 |
東西大学文学部教授。 |
祖母 |
光男の母。埼玉・狭山の老人ホームに入所中。 |
塩崎 |
熱田署刑事。 |
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あらすじ
作江継男が横浜で開かれる中学時代の同窓会に出席すると家を出てから姿を消し、その後横浜の海で投身自殺をした。残された妻の厚子とひとり息子の暁時は、父の死の原因を探るべく継男の行動範囲を調べていくと、葉山にあるホテルで怪しげなパーティーに参加していることが解った…。
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作品の舞台 |
材木座海岸・・・亡夫・継男の足取りを探るため、厚子は材木座海岸から葉山へ向かいます。
鎌倉・・・糸川整が母と暮らすアパートがあります。
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