かまくら小径うらさんぽ

鎌倉を散策中に出会った光景をちらほらと…
山海堂商店
 鎌倉の大仏がある長谷の高徳院の門前にちょっと変わったお土産屋がある。
 看板には日本人向けに「鎌倉みやげ」、外国人向けに「SOUVENIRS OF JAPAN(日本のお土産)」と書かれており、それを見る限りは普通のお土産店だが、ある趣味をもった人間たちにとっては
「聖地」ともいえる有名店なのである。






 外見はお土産店、しかし店内は…
 店内に入ると、鎌倉市内の銘菓や観光地で多く見られる小物のお土産がズラリと並んでいる。その土産棚はどことなく昭和の雰囲気が感じられるが…。







 店内のある一角から、この店のもう一つの顔が現れる。ショーウインドゥにズラリと並べられた刀、刀、刀。
 そして壁には盾、槍・・・。

そうです。
こちらの店は
武器屋でもあったのだ。

しかし、何故武器を売るようになったのだろうか。

武器が好きだから。
武器を売る店が近くに無いから。

理由なんて簡単なものだ。
 文学作品に見られる「山海堂商店」
 そんな名物店だけあって、鎌倉が描かれた文学作品に「山海堂」が登場することもある。お店の方にお話を伺ったところ、漫画家さんが描くイメージをつかむために武器を見に来たり、イベントに参加するためコスプレイヤーたちが購入したりするそうだ。

 ちなみにわたしはこの店で初めて「レイピア」という武器がどんなものか知った。



 桜庭一樹の「少女には向かない職業」では、主人公の葵という女の子が修学旅行で鎌倉を訪れた際、バトルアックスを買うというシーンが出てくる。
しかし、斧だけでも

バトルアックス
ジャーマン・ウォーアックス
ラージ・コンバットアックス
クレッセント・アックス
  など

種類も豊富な品揃え。

 いずれにしても武器自体の重量も重く、修学旅行の帰りの電車内に持ち込めるかどうかも疑問である。
 またマンガでは、須河篤志の「不器用な匠ちゃん」では、武器マニアの女性歯科技工士・藍川寛乃が、ミニチュア好きサークル「アトム会」の仲間の一人でスイーツデコ好きの睦希と一緒に山海堂へ行くシーンが出てくる。
 寛乃は、睦希に自分が買う初めての日本刀を選んでほしいと無茶振りをするが、店長さんから「備前長船大般若長光」を薦められる。

 ちなみに写真では一番上の半分切れている刀が「備前長船大般若長光」。



 みなさんも、刀を一口(口語だと「一振り」)いかがですか?
 
 きっと帰り道は、ゆるキャラ同様に注目されますよ。



 地図

 山海堂商店

  鎌倉市長谷4-2-26